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【昭和時代】250 陸軍の政治介入!広田弘毅内閣と林銑十郎内閣【日本史】 — Transcript

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  1. 0:01はいどうもみなさんこんにちは 今回は軍部の台頭についてお話
  2. 0:05していきます 戦前日本の政党内閣は
  3. 0:08五一五事件によって終わり 挙国一致内閣の時代が始まりました
  4. 0:13しかし二二六事件によって軍部 が台頭すると
  5. 0:16日本は準戦時体制の時代へと進ん でいきます
  6. 0:20今回の動画ではこの辺り 日本がどのようにして準戦時体制
  7. 0:24へと進んでいったのかを見ていき ます
  8. 0:26ということでさっそく 二二六事件の後から
  9. 0:29お話を始めていきましょう
  10. 0:301936年2月26日 日本近代史上最大のクーデター
  11. 0:38二二六事件が起きました この事件で多くの人々が命を落とした
  12. 0:43ものの 岡田総理大臣は運よく生き延びる
  13. 0:46ことに成功 しかし自分が総理大臣をしている
  14. 0:49時に そんな大事件が起きたとなると
  15. 0:52当然続けることはできません 責任を取って総辞職します
  16. 0:56こうして元老の西園寺公望は 次の総理大臣を選び始めました
  17. 1:01この時西園寺が総理大臣に推薦 したのが
  18. 1:04近衛文麿です
  19. 1:05さてここで出てきた近衛家ですが 久々の登場なので忘れている人
  20. 1:09も多いでしょう 元をたどれば近衛家は藤原氏です
  21. 1:13飛鳥時代に中大兄皇子と中臣鎌足 によって成し遂げられた大化の改新
  22. 1:18ですが この中臣鎌足が後に藤原鎌足となり
  23. 1:22ここから藤原氏が始まりました その後息子の藤原不比等
  24. 1:27孫の藤原四子と受け継がれていき 南家北家京家式家と4つに分かれ
  25. 1:33その中で最も栄えた北家が近衛 と九条に分かれ
  26. 1:37更に近衛からは鷹司 九条からは一条二条と分かれて
  27. 1:42います これら5つの家を五摂家と言い
  28. 1:45近衛文麿は近衛家出身だったの です
  29. 1:48このことからわかる通り近衛文麿 は
  30. 1:50貴族の中の貴族です 当時の彼は若い革新政治家として
  31. 1:55陸軍をはじめ国民の大きな期待 を集めていただけでなく
  32. 1:59順調に政治家の道を歩み 貴族院議長にも就任していました
  33. 2:04経歴的にも総理大臣になるには 十分だったのです
  34. 2:07ところが当の本人が 二二六事件を起こした軍部への
  35. 2:10対応に自信が持てない と言って就任を頑なに拒否したため
  36. 2:15代わりに外務大臣を務めていた 広田弘毅が総理大臣に選ばれました
  37. 2:20こうして成立した広田弘毅内閣 は
  38. 2:22当然ですが相当な困難が予想されました 特に注目されるのが
  39. 2:27二二六事件を受けて 陸軍がどのように動くのか
  40. 2:31ということだと思います 結論から言うと陸軍は
  41. 2:34政治介入を始めていきます この時の陸軍三長官は
  42. 2:38いずれも政治色が薄くお飾りの 存在
  43. 2:41実際に陸軍を動かしていったのは その下の中堅層で
  44. 2:45特に梅津美治郎が 二二六事件の事後処理を行って
  45. 2:49いきました 首謀者たちを裁判にかけて17人を
  46. 2:53処刑して 事件に関係した皇道派と宇垣派
  47. 2:56を予備役に編入 つまり現役を引退させていった
  48. 3:00のです こうして陸軍はお飾りのベテラン
  49. 3:03層を立てて 武藤章や石原莞爾のような
  50. 3:06中堅層が実権を持つという体制 が作り上げられました
  51. 3:10すると陸軍は 二二六事件が起こったのは政界
  52. 3:14にも責任がある こっちが粛軍をするのだからそ
  53. 3:17っちも心を入れ替えろ と主張して
  54. 3:20政界に対しても改革を迫ります 陸軍大臣の寺内寿一が人事介入
  55. 3:26を行いました 予定されている大臣の一覧を見て
  56. 3:29イギリスやアメリカと親しい人物 や
  57. 3:32自由主義的な考えを持っている 人物が
  58. 3:34内閣に入るのを阻止したのです 二二六事件は失敗に終わりました
  59. 3:38が その影響力は絶大で
  60. 3:40政治家たちは第二第三の事件が 起きるかもしれない
  61. 3:44次は自分が殺されるかもしれない と考えるようになっており
  62. 3:48無言の圧力により 陸軍に逆らうことができなくなって
  63. 3:52いたのです
  64. 3:53更に軍部寺内は 二二六事件に関与した軍人は追放
  65. 3:56した しかし彼らが復活するかもしれない
  66. 4:00彼らの復活を防ぐ制度を作ろう と考えます
  67. 4:03つまりどういうことかというと 皇道派の長老である
  68. 4:07荒木貞夫や真崎甚三郎は 現役を退いて実質的に追放された
  69. 4:12ものの この時の制度では予備役に入った
  70. 4:14彼らを 陸軍大臣に選ぶことが可能でした
  71. 4:18これはまずい 皇道派の復活を防止するべきだ
  72. 4:22陸軍大臣と海軍大臣は現役の大将 中将でなければならないとする
  73. 4:27制度を復活させよう と考えたのです
  74. 4:29しかしこれは以前もお話した通り 軍部が認めなければ内閣を組織
  75. 4:34できなくなる制度であり 軍部はこの制度により
  76. 4:37意に沿わない内閣の組織を 阻止することができるようになりました
  77. 4:41さてこうやって発言力が強まった 陸軍で力を持っていたのは
  78. 4:46武藤章と石原莞爾でした しかし武藤章は満州軍へと転出
  79. 4:50したため 日本に残った石原莞爾が陸軍を
  80. 4:53引っ張っていきます そんな石原莞爾は日本を取り巻く
  81. 4:57状況を見て これはマズいと焦っていました
  82. 5:00理由は簡単 ソ連です
  83. 5:02満州事変を見たソ連は当然ですが 日本が攻めてきたらやばい
  84. 5:07防御力を上げなければ と考えて
  85. 5:09極東の軍事力を大幅に増強していた のです
  86. 5:13これによって日本とソ連の兵力 差は約10分の3
  87. 5:17戦車や航空兵力は約5分の1という 大きな差がついていました
  88. 5:22石原莞爾はこの状況に焦っており ソ連との戦いの準備を進めなければ
  89. 5:27と考えていたのです こうして陸軍は北を守るという
  90. 5:31方針を取るようになったのですが 一方海軍は軍艦建造の予算を確保
  91. 5:36したいという考えを持っており 南に進んでいこうという方針を
  92. 5:39取っていました しかし南に進んだ場合
  93. 5:42アメリカイギリス中国との衝突 は避けられません
  94. 5:46このような考えから 仮想敵国の第一位にアメリカと
  95. 5:49ソ連 第二位にイギリスと中国を想定
  96. 5:52し 軍部は南北両方の戦いに備えて
  97. 5:56莫大な予算を使った軍備拡張を 進めていきます
  98. 5:59さて石原莞爾は 更に策を練っていきます
  99. 6:03ソ連との戦いに備えなければならない そのような考えを持っていた石原莞爾
  100. 6:07は ヨーロッパ側からソ連を牽制しよう
  101. 6:10と考えたのです こうして日本が接近していった
  102. 6:13のが ナチス率いるドイツでした
  103. 6:15日独防共協定です
  104. 6:17日独防共協定というのは 日本とドイツで共産主義を防ごう
  105. 6:23という協定で 共産主義というのは
  106. 6:25ソ連を想定していました この協定と同時に締結された秘密の
  107. 6:29協定では 一方の国がソ連から攻撃
  108. 6:33あるいは攻撃の脅威を受けた場合 もう一方の国はソ連の負担を軽くする
  109. 6:38ような措置を講じないこと また相互の同意なしにソ連との間
  110. 6:42に 条約を締結しないことが取り決め
  111. 6:45られました この時の日本の考えとしては
  112. 6:47イギリスや中国も共産主義と対立 しているため
  113. 6:51将来的にそれらの国も防共協定 に取り込みたいという考えでした
  114. 6:56防共という考えにより 国際的な協調関係を作っていこう
  115. 7:00としていたのです しかし現実にはドイツと提携したこと
  116. 7:04で イギリスとの関係は悪化し
  117. 7:07中国もこれに加わらなかったため 正反対の効果を生むことになって
  118. 7:11しまいます
  119. 7:12以上のように広田内閣は 軍部の力の増大によって
  120. 7:16国際的孤立と軍事的緊張を高め それが軍備拡張を促して
  121. 7:21軍部の力を更に増大させるという 悪循環を招いていました
  122. 7:26次第に国民は このような軍部による政治介入
  123. 7:28や 軍拡による生活の圧迫に対して
  124. 7:31不満を持つようになっていきます
  125. 7:33当然そのような不満は政党も持って おり
  126. 7:36政友会の浜田国松は 軍部が政治的発言力を強めている
  127. 7:41これは独裁思想である と言って軍部による政治介入を
  128. 7:45厳しく批判しました これを聞いた陸軍大臣の寺内寿一
  129. 7:49は激怒して 軍人に対して侮辱的な表現があった
  130. 7:53と反論 すると浜田は
  131. 7:55私が国家の名誉ある軍隊を侮辱 したとはどういうことだ
  132. 8:00そんな喧嘩を吹っ掛けられては 後には引けない
  133. 8:03私の発言のどれが軍を侮辱した のか
  134. 8:06事実を挙げなさい とせまりました
  135. 8:08これに慌てたのは寺内の方で 忠告をしただけである
  136. 8:12と言ってその場を何とか収めよう としましたが
  137. 8:15浜田は記録を調べていただきたい 私が軍隊を侮辱した言葉があったら
  138. 8:20腹を切る なかったら君が腹を切れ
  139. 8:23と言い返しました このようにして政党と軍部は対立
  140. 8:27し 総理大臣の広田弘毅は
  141. 8:29その板挟みにあって総辞職となり ます
  142. 8:32さて政友会の浜田国松が そこまで激しく陸軍を攻撃した
  143. 8:36のには裏がありました 政党からすると今の陸軍は扱いづ
  144. 8:40らい 政党内閣に協力していたころの
  145. 8:43陸軍に戻って欲しい という考えがあります
  146. 8:46だから今の陸軍を攻撃して内閣 総辞職に追い込み
  147. 8:51かつて政党内閣に協力していた 宇垣一成
  148. 8:54彼を総理大臣とした内閣を樹立 しようとしていたのです
  149. 8:58しかし宇垣一成はその名の通り 宇垣閥のトップです
  150. 9:02統制派やその他の人々が力を持った この時の陸軍は
  151. 9:06宇垣を総理大臣に認めることは ありえません
  152. 9:08こうして陸軍は軍部大臣現役武 官制を活用し
  153. 9:12宇垣が総理大臣なら陸軍大臣を 出さない
  154. 9:15と言って内閣の組織を妨害します このような経緯で政党勢力の最後の希望
  155. 9:21だった宇垣内閣は 陸軍によって成立を阻まれたの
  156. 9:25です こうなると仕方がありません
  157. 9:27陸軍が納得する総理大臣として 名前が挙がってきたのが
  158. 9:30林銑十郎でした
  159. 9:50こうして成立した林内閣ですが 石原莞爾はこの林銑十郎内閣に
  160. 9:55共に満州事変を起こした 板垣征四郎を送り込み
  161. 9:59陸軍大臣とすることで 自らの計画を実現しようとして
  162. 10:03いました しかしここに待ったをかけたの
  163. 10:05が梅津美治郎でした 彼は石原は満州事変の際に軍秩序
  164. 10:10を破壊した そんな奴には軍の指導権を掌握
  165. 10:14させない と言って石原を抑え込みにかかり
  166. 10:17ます これをきっかけに石原莞爾の勢力
  167. 10:19は 次第に衰えていくのです
  168. 10:22さて林銑十郎内閣は 政党から内閣に入った人物が0人
  169. 10:26で 久しぶりの超然内閣となりました
  170. 10:28政党勢力は宇垣内閣を無かった ことにされたため
  171. 10:31陸軍に強い反感を抱いています 当然林銑十郎内閣は政党からの
  172. 10:37抵抗を受け 議会の運営に手こずることになり
  173. 10:40重要法案を成立させることに失敗 林銑十郎は政党が協力しないと言って
  174. 10:46突如衆議院の解散を宣言します 政党側からは懲罰解散だという
  175. 10:51批判が巻き起こりました
  176. 10:54こうして急遽行われた総選挙では 当然のように
  177. 10:57政友会と民政党が合わせて過半数 を制する圧勝となり
  178. 11:01国民が選挙によって軍部の振る舞い に不満を示す結果となりました
  179. 11:05そんな選挙の後にも強気の姿勢 を崩さない林内閣に対して
  180. 11:10政友会と民政党は内閣総辞職を 要求
  181. 11:14結局は政党勢力に押し切られ 林内閣は総辞職に追い込まれます
  182. 11:19さてこうなると またも総理大臣を選ばなければ
  183. 11:21なりません こうなったら仕方がない
  184. 11:24軍部や国民が納得する総理大臣 本人は嫌がっているがもう彼し
  185. 11:29かいない このような考えから
  186. 11:31ついに近衛文麿が内閣を組織します しかし満を持して成立した近衛
  187. 11:37内閣は 発足直後に大事件に直面します
  188. 11:40盧溝橋事件です こうして近衛内閣は
  189. 11:43日中戦争への対応に振り回されて いくことになるのです

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