【昭和時代】247.1 満州事変はなぜ始まったのか?柳条湖事件【日本史】 — Transcript
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- 0:01はいどうもみなさんこんにちは 今回は柳条湖事件についてお話し
- 0:05していきます 柳条湖事件というのは
- 0:07当時中国東北部に駐屯していた 関東軍により引き起こされた鉄道
- 0:12爆破事件です この事件をきっかけに満州事変
- 0:15が勃発し 以後日本は日中戦争を経て
- 0:18太平洋戦争へと進んでいきます そんな日本にとって大きな転換
- 0:22点となったこの事件ですが 一体なぜ起きたのか
- 0:25その理由について確認していき ましょう
- 0:30明治時代に成立した日本の政府 は
- 0:33薩摩藩と長州藩が力を持ちました そのような勢力を藩閥勢力という
- 0:38のですが 藩閥勢力に対抗する形で台頭して
- 0:41きたのが政党勢力です 藩閥勢力だけで物事を決めるな
- 0:46俺たちも政治に参加させろ そのように主張しながら運動を
- 0:50行っていき 明治大正昭和と時代が過ぎたこの
- 0:53時には 政党勢力が政治の実権を握るよう
- 0:56になっていました しかしそうなると今度は
- 0:59政党勢力が争うようになっていき ます
- 1:01当時の日本には立憲政友会と立 憲民政党という
- 1:052つの大きな政党があったのですが この2つの政党は相手の不祥事を見つけて
- 1:11批判したり 金で買収した票で選挙に勝ちあが
- 1:14ったりするなどしていたのです こうして日本国民の中には
- 1:17政党政治は腐っている 政治を一新すべきだ
- 1:21という考えが広まっていきました
- 1:23一方日本の陸軍も 薩摩藩と長州藩が中心となって
- 1:27成立しました 特に陸軍で力を持ったのは長州
- 1:31閥の方でしたが 大正時代の終わりごろになると
- 1:34薩摩長州共に人材が切れてしまい 薩摩閥は真崎甚三郎を中心に荒木
- 1:40貞夫や林銑十郎をかかえる九州 閥へ
- 1:43長州閥は宇垣一成を中心とする 宇垣閥へと引き継がれています
- 1:47しかし宇垣閥による権力の独占 を見て
- 1:50宇垣閥は自分たちに都合のいい 人事ばかりしている
- 1:54宇垣閥を倒そう と考える人々が現れました
- 1:57これが二葉会です
- 1:59この二葉会をまねして作られた のが
- 2:01木曜会です 二葉会は主に人事問題を研究して
- 2:04いましたが 木曜会は主に満蒙問題を研究して
- 2:08いました 満蒙というのは何かというと
- 2:11この辺りを意味する地名です 当時の日本はここに満州鉄道を
- 2:14持っていたのですが 元はと言えばここは中国の土地
- 2:18中国の人々は土地を返せ 中国から出ていけと主張してい
- 2:22ました しかし日本からすると満州は
- 2:25日清戦争日露戦争でたくさんの 金と命を費やして手に入れた特別
- 2:30な土地 そう簡単に返すわけにはいきません
- 2:33こうして日本と中国の対立が深 まっていき
- 2:36木曜会の人々は 話し合いがだめなら武力しかない
- 2:40満蒙を日本の勢力下に置こう という考えを持つようになって
- 2:43いきました
- 2:44この2つの会合が合体して成立した のが一夕会です
- 2:47その後の陸軍を動かしていく人々 が集まったこの一夕会ですが
- 2:52その中心人物は永田鉄山という 人物でした
- 2:55彼は永田の前に永田無く永田の 後に永田無しと言われるほどの
- 3:00秀才で 当時勃発した第一次世界大戦に
- 3:03衝撃を受けてこう考えるように なります
- 3:06第一次世界大戦では戦車や飛行機 など機械による戦争になった
- 3:11つまり次の戦争では機械を大量 生産しなければならない
- 3:15となると工業力や技術力労働力 や資源が必要だ
- 3:20しかし日本は島国だ 資源が不足している
- 3:23近くの国に頼るしかない そうなると資源が沢山産出される
- 3:28満州をより確実に掌握するべき だ
- 3:31こうした永田鉄山の考えは 一夕会の目的に強く反映されました
- 3:36今の陸軍の人事は宇垣閥がやりたい 放題やっている
- 3:40だからそれを刷新して満蒙問題 を解決する
- 3:44そのために荒木貞夫真崎甚三郎 林銑十郎の三人を盛り立てる
- 3:50つまり一夕会は九州閥の三人を 支援することで
- 3:53宇垣閥に対抗していこうとした のです
- 3:56こうして一夕会は活動を開始 人事について徹底的に調べ上げ
- 4:01会員を人事部門に入れることに 成功しました
- 4:04これにより上層部の人事を入れ替える ほどの権限は持たないものの
- 4:09実際に任務にあたるような現場 レベルの人事には影響力を持つ
- 4:12ことができました すると一夕会は次々と陸軍の人事
- 4:16配置を行っていき 主要な実務ポストを掌握
- 4:20それだけではありません 会員の板垣征四郎と石原莞爾を
- 4:24関東軍に送り込み 満蒙問題の解決を目指していき
- 4:27ます こうして関東軍の計画を中央から
- 4:31バックアップする体制が整った のです
- 4:33そして立てられた計画は 南満州鉄道の線路を自ら爆破し
- 4:38中国側が線路を爆破した と発表してただちに中国軍の基地
- 4:43への攻撃を開始 混乱に乗じて全満州を領有する
- 4:47というものでした この計画を一夕会は実行
- 4:50奉天近郊の柳条湖付近で満州鉄道 を爆破します
- 4:55こうして始まったのが 満州事変です
- 4:59一夕会会員による自作自演によって 始まった満州事変ですが
- 5:03爆破計画を実行した後 石原莞爾は司令官に中国が満州
- 5:08鉄道の線路を爆破しましたと報告 し
- 5:12出撃しましょうと進言 当時の司令官は約二か月前に着任
- 5:16したばかりで計画を知らされて おらず
- 5:19裏の事情を知らないまま石原莞爾 の進言を許可しました
- 5:23こうして直ちに関東軍が出動し 南満州の主要都市を占領していき
- 5:27ます
- 5:28そんな関東軍の出撃を知った当 時の総理大臣若槻礼次郎は
- 5:32どうにかして関東軍の行動を抑 えようとしました
- 5:35事件は関東軍の計画的行動である 事変をこれ以上拡大してはならない
- 5:41そのような方針を決定したのです しかし陸軍上層部が政府の命令
- 5:46を伝えようとしても 一夕会がそれに抵抗して関東軍
- 5:49の行動を支持します その間にも関東軍は攻撃を続行
- 5:54事変は大きく拡大しており もはや止められなくなっていました
- 5:58そんな状態で陸軍が 出撃した軍勢の経費を出してくれ
- 6:02と要求してきています もちろん若槻礼次郎としても
- 6:05いうことを聞かない陸軍に経費 を出したくはありません
- 6:09しかしもしもここで陸軍と対立 して
- 6:11総辞職に追い込まれでもしたら 次に政権を担うのは強硬外交方針
- 6:16を取っている立憲政友会 更に状態が悪化すると予想されました
- 6:20そのような考えから若槻礼次郎 は経費の支出をしぶしぶ承認し
- 6:25その上で陸軍を制御して事態の 収拾を目指していきます
- 6:29さて一方当時の中国はどのような 状態だったかというと
- 6:33中国の東北部を守っていた張学 良の軍勢は
- 6:36国内で起きた反乱に対処している 最中で
- 6:39日本との衝突をできるだけ回避 し
- 6:41蒋介石は中国共産党勢力と戦っている 最中で
- 6:45内戦を優先していきます そのため関東軍の軍事作戦は簡単に
- 6:49進んでいったのです しかし中国もやられっぱなしではありません
- 6:53国際連盟に手紙を出します 日本の行動は九カ国条約に違反
- 6:57していると訴えたのです こうして満州問題が国際連盟に
- 7:02持ち込まれたことによって 日本と中国の問題は世界の問題
- 7:06にまで発展 とはいえ若槻内閣は事態の拡大
- 7:09を防ごうとしていたので そこまで大事になることはなく
- 7:12この時の国連理事会は日本は兵 を引くようにと勧告しただけに
- 7:18留まりました
- 7:19しかし関東軍は国連からの勧告 も無視
- 7:22それどころか上海で騒動を起こし 列国の注意がそちらに向いている
- 7:26すきを突いて 張学良の本拠地である錦州を爆撃
- 7:30言うことを聞かずに攻撃を続けて いきます
- 7:33こうなると国連も黙ってはいられません ついに本格的に日本に圧力をかけ
- 7:38始めます 次第に追い詰められた日本政府
- 7:40は そこまで言うなら事件に関する
- 7:43調査員を現地に派遣してほしい と提案
- 7:46こうしてイギリスアメリカフランス から成る調査団の派遣が決定された
- 7:51のです この調査団がリットン調査団です
- 7:54この満州事変を見て 日本の国民はどうなっていたか
- 7:57というと 熱狂が巻き起こっていました
- 8:00新聞各社が中国が線路を爆破した と報道した上で
- 8:04政府は強硬にこれに対処すべき と主張して
- 8:08国民を煽っていたのです 現地から送られてくる写真を載せ
- 8:11た新聞の発行や ニュース映画の上映などにより
- 8:15満州各地を次々に占領する関東 軍の様子が伝えられると
- 8:19国民の興奮はさらに高まります 関東軍による軍事行動を全面的に
- 8:24支持する世論が作られていたの です
- 8:26次第に政府の不拡大方針は 国民からの支持を失っていきました
- 8:31メディアと国民を味方につけた 関東軍はついに満州の大部分を
- 8:35占領 さすがにこれはヤバい
- 8:37民政党だけでは陸軍をコントロール できない
- 8:40そう考えた民政党内部に 政友会と提携して挙国一致内閣
- 8:45を作ろう という考えが現れてきました
- 8:48しかし大蔵大臣の井上準之助は 金解禁をめぐって意見が対立している
- 8:53政友会との連立は不可能だと言って 反対
- 8:57外務大臣の幣原喜重郎も 軍縮をめぐって意見が対立している
- 9:02政友会との連立は不可能だと言って 反対しました
- 9:05そのような騒動もあり若槻礼次郎 は
- 9:07もはやこの内閣は続けることができない そう考えてとうとう総辞職
- 9:12民政党による協調外交は こうして終焉を迎えたのでした
- 9:21さていかがだったでしょうか 民政党の若槻礼次郎が総辞職した
- 9:25となると 次に政権を取るのは政友会の犬養
- 9:28毅です こうして犬養毅が内閣を組織します
- 9:32ということで次の動画では 犬養毅内閣についてお話していき
- 9:35ます それではまた次の動画で
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