【昭和時代】243 幣原喜重郎による幣原外交【日本史】 — Transcript
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- 0:01はいどうも皆さんこんにちは 今回は
- 0:04昭和初期の外交についてお話して いきます
- 0:06前回の動画は 日本国内についてのお話でした
- 0:10が 今回の動画は視点を広げて
- 0:12日本と国外のお話です 若槻礼次郎が金融恐慌に対応していた
- 0:17ころ 日本と海外の関係はどうなって
- 0:20いたのでしょう ということでまずは
- 0:22当時の政治状況から確認していき ましょう
- 0:27昭和時代が始まった時の政治状況 は
- 0:30二つの大きな政党が競い合っている 状況でした
- 0:33立憲政友会と憲政会です その2つの政党は
- 0:38お互いに考え方が違っており 国内向けの考えとしては
- 0:42立憲政友会の方が 国民が政治に口出しをするのは
- 0:47良くない という考えが強く
- 0:49民主主義に否定的 憲政会の方が
- 0:53国民が政治に参加すべきだ という考えが強く
- 0:56民主主義に肯定的な傾向があります 反対に国外向けの傾向としては
- 1:02立憲政友会の方が 国際社会と協調すべきだ
- 1:06という考えが強く 平和主義に肯定的
- 1:09憲政会の方が 武力を使ってでも権益を守るべき
- 1:13だ という考えが強く
- 1:15平和主義に否定的な傾向があります つまり2つの党が民主主義と平和
- 1:20主義を 分かち合っていたのです
- 1:22このような傾向は 立憲政友会の原敬と
- 1:26憲政会の加藤高明を例として見 たらわかりやすいでしょう
- 1:29原敬は平民宰相というイメージ が強いため
- 1:33普通選挙に賛成していたと勘違い している人が多いですが
- 1:38以前の動画で説明した通り 実は反対していました
- 1:42つまり民主主義に否定的です 一方外交という視点で見ると
- 1:46彼はパリ講和会議で平和的な方針 を取っています
- 1:50つまり平和主義に肯定的でした
- 1:53対する加藤高明はどのような人物 かというと
- 1:56以前の動画でお話した通り 普通選挙法制定を押し進めた人物
- 2:00のひとりでした つまり普通選挙に賛成していて
- 2:04民主主義に肯定的です 一方外交という視点で見ると
- 2:08彼は第一次世界大戦への参戦を 押し進めたり
- 2:12二十一ヵ条要求を行ったりしています つまり平和主義に否定的でした
- 2:17そんな相反する方針を持った政党 が手を結んだのが
- 2:21第二次護憲運動です
- 2:22護憲三派には立憲政友会と憲政 会以外にも
- 2:27革新倶楽部が名を連ねていました が
- 2:29後に革新倶楽部は分裂して 立憲政友会に合流しています
- 2:34つまり第二次護憲運動を超簡略 化すると
- 2:37考え方が違う2つの政党がある状況 で
- 2:40立憲政友会が民主主義で妥協 憲政会が平和主義で妥協したこと
- 2:45で 両者が手を取り合うことに成功
- 2:48民主主義的な普通選挙と 平和主義的な協調外交を実施する
- 2:53ようになる という流れだと考えられます
- 2:55この普通選挙の実施については 以前の動画で話したので
- 2:59今回の動画では 協調外交についてを見ていきます
- 3:02その中心人物となったのが 幣原喜重郎です
- 3:05幣原喜重郎というのは 2つの政党が手を結んでいた頃に
- 3:10平和主義的な協調外交を進めた 外務大臣です
- 3:14彼は 政府や内閣が変わったとしても
- 3:17外交方針は一定であるべきだ という考えの持ち主でした
- 3:22つまりどういうことかというと もしも立憲政友会が政権を取って
- 3:26いたら 日本では平和主義に肯定的な外交
- 3:29が行われます しかし選挙により政権交代が行
- 3:33われ 憲政会が政権を取るようになる
- 3:35と 日本では平和主義に否定的な外交
- 3:38が行われます このような政権交代による外交
- 3:42方針の転換は 日本国内の事情であり
- 3:45その問題を外交に持ち込んでしま ったら
- 3:47国外からの信頼を失ってしまう そのように考えたのが
- 3:51幣原喜重郎でした ということで幣原喜重郎は
- 3:552つの政党が手を結んでいるこの タイミングで
- 3:58これからの外交方針を一定にする ことを目指しました
- 4:01その外交方針は 大きく分けて2つあります
- 4:05国際協調と中国の内政への不干渉 です
- 4:08順番に見ていきましょう
- 4:10まず国際協調についてです 国際協調は読んで字のごとく
- 4:15国際的に協力し調整していこう という意味です
- 4:19世界中には様々な国があります そうなると絶対に利害の対立が
- 4:24起こりますが その利害の対立が起きたときにも
- 4:27おだやかに問題を解決していこう と考えたのが幣原喜重郎でした
- 4:32つまり 日本は自分の権利や利益を守る
- 4:36その代わり他の国の権利や利益 も尊重する
- 4:40という考え方です この時に特に重視されたのは
- 4:44アメリカとソ連でした 当時のアメリカは日本にとって
- 4:47最大の貿易相手国 もしもアメリカと仲が悪くなって
- 4:52しまったら 経済的な打撃は計り知れません
- 4:55また当時のソ連は ロシア革命によりロシア帝国が
- 4:59崩壊し それ以降国交を結んでいない状況
- 5:02でした ということで国際協調の考えの
- 5:05もと 日ソ基本条約を結び
- 5:07ソ連との国交を樹立したのです
- 5:10次に中国内政への不干渉について です
- 5:13以前の動画でお話ししましたが 第一次世界大戦の後に開かれた
- 5:17ワシントン会議で 中国問題の方針が決められてい
- 5:20ました 九カ国条約です
- 5:22この条約をもとに日本イギリス アメリカが
- 5:25協調して話を進めていく という話だったのですが
- 5:29そうはなりませんでした 当事国である中国は
- 5:32できるだけ早く列強に奪われた 権益を取り返したい
- 5:36と考えており イギリスは中国における権益を
- 5:39返したくないと考えて 強硬姿勢を取っており
- 5:43アメリカは中国がかわいそうだ と考えて
- 5:47過度な同情を寄せていました 更に日本は
- 5:50中国には武力的干渉をしない 外交交渉によって日本の権益を
- 5:55守っていく という方針を徹底していました
- 5:58要するに各国がばらばらの考え方 をしていたということです
- 6:02こうして九カ国条約に基づく協調 関係は脆くも崩れ去り
- 6:07東アジアの国際情勢は 新たな段階に向かっていきます
- 6:11さてこのような幣原喜重郎による 外交を
- 6:14幣原外交と呼びます 日本国内の政界財界言論界は
- 6:19この幣原外交をおおむね支持しました が
- 6:22全ての人に支持される政策という のは存在しません
- 6:26今回も支持しなかった勢力がありました 軍部の一部や国家主義団体です
- 6:32彼らは アメリカが日本の対外発展を抑
- 6:35えつけている 協調外交はアメリカに屈服するもの
- 6:39だ として不満を持つようになりました
- 6:42そんな時に日本とアメリカの関係 が
- 6:44更に悪化するような出来事が起 こります
- 6:47日本人移民排斥です
- 6:49これまでの日本は アメリカとの関係が悪化している
- 6:52のをみて 日本からの移民を自主的に規制
- 6:55していましたが ついにアメリカが帰化不能外国人
- 6:58の入国を禁止したことにより 日本人の移民も禁止されてしま
- 7:03います こうなると軍部の一部や国家主義
- 7:05団体が騒ぎ始めます やはりアメリカは日本を押さえ
- 7:09つけている 協調外交は弱腰外交だと非難する
- 7:13ようになり 日本国内でアメリカへの反発が
- 7:16高まっていきました これによって
- 7:18ワシントン体制はアメリカが日本 を抑え込もうとしているものだ
- 7:24日本はそれを打ち破らなければ ならない
- 7:26という意識が日本国内に広がって いきました
- 7:29しかもこの頃の政治状況は 政党と政党が足の引っ張り合い
- 7:34をしている状況で 国民の間に政党政治は腐っている
- 7:38という認識が広まっていました そんな時に軍部の急進派や国家
- 7:43主義団体が現れて 政党政治は腐っていると非難する
- 7:47ようになったので 政党政治を倒そうとする運動は
- 7:50次第に勢いを増していったのです こうして彼らは
- 7:54中国に対して強硬な方針を取る ように主張するようになり
- 7:58若槻礼次郎内閣はだめだ 中国への内政不干渉方針は日本の
- 8:03権益をまもれない として非難するようになったの
- 8:10です
- 8:12さていかがだったでしょうか 前回の動画で昭和初期の内政
- 8:16今回の動画で昭和初期の外交を見て きました
- 8:19若槻礼次郎内閣がどのように始 まって
- 8:22どのように終わったのかを 理解できたと思います
- 8:25さて憲政会の内閣がだめだった となると
- 8:29次に成立するのは政友会の内閣 です
- 8:32ということで次の動画では 田中義一内閣についてお話して
- 8:35いきます それではまた次の動画で
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