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【昭和時代】242 若槻礼次郎と金融恐慌【日本史】 — Transcript

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  1. 0:01はいどうもみなさんこんにちは 今回は
  2. 0:03昭和初期の政治についてお話して いきます
  3. 0:06以前の動画で 大正時代末期に普通選挙法が制定
  4. 0:10される様子を見てきました つまり大正時代と昭和時代の間
  5. 0:14には 限られた人々が政治に参加する
  6. 0:17大正時代と 多くの人々が政治に参加する昭和
  7. 0:20時代という違いがあります ということで今回の動画では
  8. 0:24若槻礼次郎が内閣総理大臣を務 めていた期間を見ながら
  9. 0:28多くの人々が参加する政治の雰囲気 を
  10. 0:30確認していきましょう
  11. 0:34昭和時代が始まった時 総理大臣を務めていたのは若槻
  12. 0:38礼次郎でした 当時の政治の世界は
  13. 0:41立憲政友会と憲政会という 2つの政党が競い合っている状況
  14. 0:46で 憲政会の初代総裁
  15. 0:48加藤高明が病死したことを受け て
  16. 0:50若槻礼次郎が二代目総裁となった のです
  17. 0:54こうして総理大臣をしていた加藤 高明と入れ替わる形で
  18. 0:58若槻内閣が成立しました
  19. 1:00さてそうなると気になるのは もう1つの政党である立憲政友会
  20. 1:04です もちろんですが彼らは
  21. 1:06政権を取り戻したい 選挙に勝たなければと考えています
  22. 1:11こうして立憲政友会は選挙に勝つ ために
  23. 1:14お金で票を買い 立憲政友会の得票数を増やし
  24. 1:18疑惑事件で印象を悪くして 憲政会の票を減らしていきます
  25. 1:22その疑惑事件というのが 松島遊郭移転事件と朴烈事件です
  26. 1:27順番に見ていきましょう
  27. 1:29まずは松島遊郭移転事件について です
  28. 1:32当時大阪には松島遊郭という遊郭 があり
  29. 1:36それを移転するという話がでてき ていました
  30. 1:38そこにやってきたのが 一儲けしようと考えた土地会社
  31. 1:42です その会社は
  32. 1:44ぜひうちの土地にお願いします といって三人の政治家に賄賂を
  33. 1:48送ったのですが この話が世間にバレてしまいました
  34. 1:52こうなると大変です 話はどんどん大きくなり
  35. 1:55お金を受け取った政治家は取り 調べを受けることになります
  36. 1:59しかしさらに大変なのがここから で
  37. 2:01その取り調べで政治家の中の一人 が
  38. 2:03非公式ではあるが若槻礼次郎が 認めた
  39. 2:06と証言したことでした 結局は無罪となったこの事件ですが
  40. 2:11現役総理大臣が尋問されるとなると 世間は大騒ぎです
  41. 2:15立憲政友会はこの事件を利用して 憲政会の印象を悪くし
  42. 2:20若槻内閣を倒そうとしていきます
  43. 2:23次に朴烈事件についてです この事件は一枚の写真から始まり
  44. 2:27ました 左にいる男性が朴烈で
  45. 2:30名前から予想がつくと思います が朝鮮人です
  46. 2:34右にいる女性が金子文子 朴烈の妻にあたります
  47. 2:38ただの写真に見えますがこの写真 は
  48. 2:41彼らが取り調べを受けている時に 撮影されたものでした
  49. 2:44この写真を見た国民たちは 容疑者が取り調べ中に監獄の中で
  50. 2:49抱き合っている 日本の司法は地に落ちた
  51. 2:53そのように考えて 政府に対して不信感を持ち始め
  52. 2:56ます これを利用して立憲政友会は
  53. 2:59容疑者が優遇されているとはどういうこと だ
  54. 3:02若槻内閣の法務大臣はダメだ と言って若槻内閣を批判
  55. 3:07憲政会の印象を悪くし 若槻内閣を倒そうとしていきます
  56. 3:11このような疑惑をうけて若槻礼 次郎は
  57. 3:13立憲政治は政治政策の争いだ 疑惑なんかで政治が左右されて
  58. 3:19はいけない という正論を演説しましたが
  59. 3:22すでに正論が通じる状態ではありません 普通選挙法が制定され
  60. 3:26政治に参加するようになった大衆 にとっては
  61. 3:29お金で票を売れるなら嬉しいし うわさ話や疑惑といったものは
  62. 3:34政治の話よりもわかりやすい話 でした
  63. 3:36こうして昭和初期の政治情勢は 大衆を巻き込んで
  64. 3:40政党の間で足の引っ張り合いをする ような戦いが
  65. 3:44繰り広げられていきます 次第に国民の中には
  66. 3:47政党政治は腐っている という不信感が強まっていきました
  67. 3:51このように立憲政友会は 今の内閣はだめだ
  68. 3:55政権を返せ と攻撃し
  69. 3:57対する憲政会は もしも不信任案を提出すれば解散
  70. 4:02で対抗すると防御する状況です 両者の対立で
  71. 4:06話は平行線をたどりました しかしいつまでも意地を張ることはできません
  72. 4:11特にこの時は昭和時代が始まった ばかりです
  73. 4:15若槻礼次郎は 新しい天皇の新しい政治が始まった
  74. 4:19年だ 予算さえ成立することができない
  75. 4:21のは恐れ多い どうか協力してくれと頼みこみ
  76. 4:25何とか予算を通しました
  77. 4:28さてこうして成立した予算ですが この時重要度が高いのは
  78. 4:32関東大震災の後処理です ということでこの時の予算では
  79. 4:36復興予算にお金が回されています この関東大震災からの復興という
  80. 4:41のは とても重要な問題だったので
  81. 4:44少し詳しくみていきましょう
  82. 4:46普段人と人が取引するときは 現金を払って商品を受け取って
  83. 4:50います しかし会社と会社が取引するときは
  84. 4:54少し違っており 手形という小切手のようなもの
  85. 4:57を渡して 商品を受け取っています
  86. 4:59この手形の仕組みを具体的にみて いきましょう
  87. 5:02例えば100万円の商品を買う時には まず最初に会社は100万円以上のお
  88. 5:08金を銀行に預けておきます そして会社が100万円の商品を買う
  89. 5:12時に 100万円の手形を渡して商品をもらう
  90. 5:14のです その手形をはどうするのかという
  91. 5:17と もらった会社が銀行に持って行き
  92. 5:19お金に換えてもらいます つまり手形というのは
  93. 5:23銀行に間に入ってもらう仕組み です
  94. 5:26ところが関東大震災が起きたら そうはいきません
  95. 5:29多くの銀行が営業を停止してしまった のです
  96. 5:32こうなると取引のために発行された ものの
  97. 5:35お金に変えることができない手形 が大量発生します
  98. 5:38このような関東大震災のために 支払いができなくなった手形のこと
  99. 5:43を 震災手形というのです
  100. 5:46このままでは復興が滞る 震災手形を処理しなければ
  101. 5:50そのような考えのもと政府は 日本銀行が震災手形を引き受け
  102. 5:54て それによって生じる日本銀行の
  103. 5:57損失を 1億円を限度に補填することにして
  104. 6:00いました しかし問題だったのは
  105. 6:02このどさくさに紛れて 震災とは関係ない手形も
  106. 6:06日本銀行に引き受けてもらおう とした人々の存在でした
  107. 6:09関係ない手形も紛れ込んでいる どれが震災手形でどれが関係ない
  108. 6:14手形かわからない どの銀行がどのくらいの震災手形
  109. 6:17を持っているか調べよう そう考えた政府は
  110. 6:21銀行ごとの震災手形の保有額を 調べていきました
  111. 6:24しかし これが裏目に出てしまいます
  112. 6:27銀行ごとの震災手形の保有額を 調べたとなれば
  113. 6:31大蔵大臣はその情報に目を通します その大蔵大臣が
  114. 6:35なんと衆議院予算委員会で 渡辺銀行が破綻をした
  115. 6:39という失言をしてしまったのです これをきっかけに
  116. 6:42破綻寸前にあったものの 実際には破綻していなかった東京
  117. 6:47渡辺銀行は 翌日から休業
  118. 6:49ほかの銀行も危ないかもしれない そう考えた民衆は
  119. 6:53東京や横浜の他の銀行にも押し かけて
  120. 6:57預けているお金を引き出そうと 殺到します
  121. 6:59金融恐慌です
  122. 7:00いくつかの銀行が休業を余儀なく されていく中
  123. 7:04特に注目が集まった銀行がありました 台湾銀行です
  124. 7:08台湾銀行は鈴木商店に多額のお 金をかしていたけれど
  125. 7:12その鈴木商店が倒産寸前になって おり
  126. 7:15鈴木商店が潰れたら 台湾銀行も破綻するという状況
  127. 7:19になっていたのです 鈴木商店が潰れたらまずい
  128. 7:23そう考えた台湾銀行は 鈴木商店が潰れないように
  129. 7:27更にお金をかしていくという 負の連鎖に陥っていました
  130. 7:31そのような情報が広まっていく と
  131. 7:33銀行への不信感はさらに強まって 金融恐慌の第二波を引き起こします
  132. 7:38これはまずい 台湾銀行を助けなければ
  133. 7:41そう考えた若槻内閣は 天皇の力に頼り
  134. 7:45緊急勅令を出してもらおうとしました が
  135. 7:47若槻内閣を倒そうとする人々から 台湾銀行にも経営責任があるだろう
  136. 7:53と批判されて 緊急勅令は出せませんでした
  137. 7:56これを受けて若槻内閣は総辞職 台湾銀行は休業し
  138. 8:00連鎖的に37もの銀行が休業 企業の倒産も相次いで
  139. 8:05失業者があふれる事態となった のです
  140. 8:11さていかがだったでしょうか 普通選挙法で多くの人々が政治
  141. 8:15に参加するようになった結果 昭和以降の政治は
  142. 8:18政策よりもイメージで戦われる ようになりました
  143. 8:21若槻礼次郎が 政治は政策で決めるべきだ
  144. 8:24という正論で戦っても 疑惑事件などのイメージ戦略で
  145. 8:28追い詰められたのがいい例です そうやって追い詰められている
  146. 8:32ところに 金融恐慌が発生し
  147. 8:34若槻内閣はとどめを刺されて 総辞職に追い込まれたのです
  148. 8:38今回の動画では昭和初期の内政 を見てきましたが
  149. 8:42国外では何が起きていたのでしょう ということで次の動画では
  150. 8:46昭和初期の外交についてお話して いきます
  151. 8:48それではまた次の動画で

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