【明治時代】232 日本の満州進出のきっかけ【日本史】 — Transcript
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- 0:01はいどうもみなさんこんにちは 今回は
- 0:03満州経営についてお話ししていき ます
- 0:06満州というのは中国東北部のエリア のことです
- 0:10日露戦争に勝利したことで日本 は
- 0:12旅順大連を含む遼東半島の租借 権と
- 0:16長春より南側の鉄道と付属利権 を譲られました
- 0:20ということで日本政府は この満州を経営していくことになります
- 0:25こうして日本は大陸に進出し 世界との関係がさらに強まって
- 0:29いくのです ということで今回の動画で
- 0:32日本がどのように満州経営を行った かを
- 0:34確認していきましょう
- 0:39日本海海戦での大勝利 これによって日本は
- 0:43ロシアと講和を結びます ポーツマス条約です
- 0:46このポーツマス条約でロシアは 日本に様々な権利を譲りました
- 0:51中でも今回お話ししていく満州 に注目してみると
- 0:55土地や鉄道がその対象でした
- 0:57しかし日本はこのポーツマス条約 で
- 1:00賠償金を得ることができていません そうなると戦争で貧乏になった
- 1:04日本には 鉄道を経営できるだけのお金が
- 1:06残っていませんでした ここに目を付けたのが
- 1:09アメリカです 当時のアメリカは世界の国々が
- 1:13中国分割に乗り出した時に出遅れ おり
- 1:16お前たちだけいい思いをするな アメリカも仲間に入れろ
- 1:20門戸を開け と主張していました
- 1:23そんな時に戦争に勝利した日本 は
- 1:25お金がないという状況だったの で
- 1:27賠償金を取れなかったのは残念 だったね
- 1:31お金がなくて困っているだろう アメリカと一緒に鉄道を経営しない
- 1:34か と持ち掛けたのです
- 1:37お金がない日本にとっては嬉しい 提案です
- 1:39元老の井上馨や財界の大物渋沢栄一 は大喜びし
- 1:44当時の総理大臣だった桂太郎は 共同経営を認めました
- 1:49こうして桂太郎は アメリカの鉄道王エドワードハリ
- 1:53マンとの間に 桂ハリマン覚書を作成
- 1:56日本とアメリカで鉄道を経営しよう という方向性を決めました
- 2:01しかしこれに大反対した人物がい ました
- 2:04小村寿太郎です ポーツマス条約をまとめた小村
- 2:07寿太郎が 日本に帰ってきて
- 2:09覚書のことを知らされると 満州経営をアメリカに頼ってはいけない
- 2:14もしも頼れば満州はアメリカの手 に落ちる
- 2:17早速これを叩き潰す と主張したのです
- 2:21こんなこともあろうかと小村寿 太郎は
- 2:23アメリカから帰国する前に 鉄道経営のための資金調達もして
- 2:26いました こうして小村寿太郎の反対により
- 2:30桂ハリマン覚書は破棄されました
- 2:33さて日本に帰ってきたからと言って 小村寿太郎に休んでいる暇はありません
- 2:37なぜならポーツマス条約でロシア は
- 2:40満州の権益を譲ることに同意した ものの
- 2:43清が譲ってもいいと言うなら という条件がついていたからです
- 2:48ということで日本は 清との話をつけるため
- 2:50小村寿太郎を北京に派遣し 交渉を行っていきます
- 2:54もちろん清はなかなか認めませんでした が
- 2:57最終的には仕方なく認めました それどころか日本は
- 3:01鉄道沿線に守備隊を置く権利 日本軍が軍用鉄道として敷設した
- 3:06安東から奉天の間の鉄道の経営 権
- 3:10南満州支線の経営に日清の国民 以外を関与させない
- 3:15という3点も清に認めさせることに 成功しています
- 3:18こうなると日本は 満州に鉄道会社を作らなければ
- 3:22なりません その創設を任されたのが
- 3:25日露戦争を指導した 児玉源太郎でした
- 3:27この時の児玉源太郎といえば 台湾総督でもあります
- 3:31つまり児玉源太郎は 後藤新平に台湾の植民地経営を
- 3:35任せて 日露戦争を指導していたのです
- 3:39そのような状態だったので この時の日本で一番植民地経営
- 3:42に詳しいのは 台湾統治の経験がある後藤新平
- 3:46です 児玉源太郎もそのことを理解して
- 3:48いました ということで新しく満州に作る
- 3:51鉄道会社の総裁候補に 後藤新平の名前が挙がってきます
- 3:55最初は就任を拒否し続けた後藤新平 でしたが
- 3:59このタイミングで児玉源太郎が 死去
- 4:01後藤新平はこれを受けて 児玉源太郎最後の願いである
- 4:05鉄道会社の総裁職を引き受けました こうして創立されたのが
- 4:09南満州鉄道株式会社です
- 4:11半分は政府 半分は民間の資本で設立された
- 4:16この南満州鉄道株式会社は 長春旅順間の鉄道を幹線として
- 4:21その支線を経営しました それだけではありません
- 4:24その事業は鉄道会社の枠を超えて 広がっていき
- 4:28線路の両側と主要駅の市街地の 政治を担当するどころか
- 4:32鉱山や製鉄所などの経営も行って いました
- 4:35最終的にはホテルや学校病院の 経営
- 4:39電力や下水道などのインフラ整備 まで行っており
- 4:42ただの鉄道会社ではなく 満州における日本の植民地経営
- 4:46で 重要な役割を果した会社となり
- 4:49ます
- 4:50こうして日本は かつて三国干渉でロシアに奪われた
- 4:53遼東半島を 取り返すことに成功し
- 4:56遼東半島の租借地を 関東州と呼ぶようになります
- 5:00この関東州を統治するために 日本が設置した機関が関東都督
- 5:04府です 政治部門とともに軍隊が常駐し
- 5:08その一部は満州鉄道の警備にあたり ました
- 5:11ちなみに少し先の話になります が
- 5:14この関東都督府は 政治部門と軍事部門に分かれ
- 5:18政治部門が関東庁 軍事部門が関東軍と呼ばれるように
- 5:22なります 特に関東軍は後々重要になって
- 5:25きますので 覚えておいてください
- 5:28さて状況を整理しましょう 日本とロシアが戦争となり
- 5:32日本が勝利しました このときアメリカは中国に進出し
- 5:36たいと考えていたので 日本に鉄道の共同経営を持ち掛け
- 5:40ます しかし日本はこれを拒否して
- 5:43単独で経営を始めます この状況に不満を持つのはどの国
- 5:47かというと アメリカです
- 5:49日本を助けてあげたのに見返り を出さなかった
- 5:52そう感じるでしょう こうして日露戦争後には
- 5:55日本とアメリカとの対立が芽生え 始めました
- 5:59では関係が悪化したアメリカに 対抗するために
- 6:02日本はどの国と協力すればいいか そう考えたときに自然と名前が
- 6:06挙がってくるのが ロシアでした
- 6:08ロシアは日露戦争後 東アジアでの南下政策をあきら
- 6:12めて 西アジアバルカン半島方面に矛
- 6:15先を向けており 日本とは協調的になっていました
- 6:19さらにロシアとしてもアメリカの 中国進出は防ぎたいと思っていた
- 6:23ので 利害が一致したのです
- 6:25こうしてこの前まで戦争をしていた 日本とロシアは
- 6:29互いに歩み寄り始め 協調路線を取っていきます
- 6:32ということで日本とロシアは 日本の南満州とロシアの北満州
- 6:37の勢力範囲を確認 アメリカも負けてはいられません
- 6:41満州の鉄道を清に返そう そして列国共同で管理しようと
- 6:46提案しました もちろん日本とロシアはこれに
- 6:49反対です この反対により
- 6:51結局アメリカの提案は実現しませんでした これに呼応するように日本とロシア
- 6:57は 満州は現状維持でいこう
- 7:00鉄道権益を確保しようと確かめ 合い
- 7:03更に協力を強めていきます
- 7:05こうなるとアメリカは 次第に日英同盟が気になり始め
- 7:08ます なぜなら万が一日本とアメリカ
- 7:11が戦争になった時に イギリスは日本側につく可能性
- 7:15があったからです これはアメリカにとってよくありません
- 7:18ということでアメリカの意向を 受けて
- 7:20日本とイギリスが妥協 日英同盟を改訂し
- 7:24日英同盟の効力の対象からアメリカ を外す
- 7:27という内容に改めました
- 7:30その後も日本とロシアは協調を 進め
- 7:32中国情勢の変化に対応して 内蒙古の勢力範囲を確認したり
- 7:37第三国の中国支配阻止を確認したり しています
- 7:41こうして東アジアにおける情勢 は
- 7:43日米の対立と日露の協調という 状況で
- 7:46次第に新しいステップへと 進んでいくのです
- 7:52さていかがだったでしょうか 前回は日露戦争後の韓国の様子
- 7:58今回は日露戦争後の満州の様子 を見てきました
- 8:01しかし日露戦争後の日本の様子 を見ていませんので
- 8:05次は日本の様子を見ていきましょう ということで次の動画では
- 8:08桂園時代についてお話していき ます
- 8:10それではまた次の動画で
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