【明治時代】223 日清戦争はなぜ起きたのか?【日本史】 — Transcript
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- 0:01はいどうもみなさんこんにちは 今回は日清戦争勃発の理由について
- 0:05お話ししていきます 当時の東アジアには
- 0:08日本清朝鮮といった国があり 清と朝鮮の間には親分と子分の
- 0:14ような 主従関係がありました
- 0:17この関係をよく思っていなかった のが日本です
- 0:20日本は朝鮮には清から独立して 近代化してもらいたいと思って
- 0:25いました こうして日本と清が朝鮮を巡って
- 0:28争っていき 日清戦争が勃発します
- 0:31この動画で日清戦争勃発の理由 を確認していきましょう
- 0:40まず当時の情勢からお話しします この頃の西洋と東アジアでは
- 0:45世界のルールが違いました 西洋が条約体制なら
- 0:49東アジアは朝貢体制と言えるでしょう 条約体制では
- 0:53それぞれの国で条約を結び 貿易や政治を行っていました
- 0:57対する朝貢体制では 清を頂点とした主従関係で運営
- 1:02されており 周りの国が貢物を持って挨拶に
- 1:05きたら 代わりに部下だと認めて貿易を
- 1:08許す ということが行われていたのです
- 1:11しかし産業革命以降 西洋諸国は近代化が進んだので
- 1:15彼らの目にはアジアの国々は まだ近代化されていない未開の地
- 1:19と映りました そのような考えのもと
- 1:22イギリスはインド帝国を フランスはベトナムラオスカンボジア
- 1:26の3カ国を オランダはインドネシアを支配
- 1:29下に入れています 未開の地を開化させてやる
- 1:33そのような論理で列強国が世界 中を植民地として分割する
- 1:37帝国主義の時代が始まったのです
- 1:40これに危機感を覚えたのが日本 でした
- 1:42このままでは日本も危ない そう考えた日本は西洋化の道を
- 1:47選び 明治維新を経て近代化を進め
- 1:50憲法を作り立憲国家となりました つまり考え方をアジアの朝貢体制
- 1:55から ヨーロッパの条約体制に移行させ
- 1:58たのです
- 1:59こうなると東アジアは 条約体制の日本と
- 2:02朝貢体制の清朝鮮が共存するように なり
- 2:07複雑な情勢となっていきます 朝貢体制の清は
- 2:10朝鮮を引き続き清の勢力下に置いて おきたい
- 2:14と考えるし 条約体制の日本は朝鮮を条約体制
- 2:18に引き込んで日本の勢力下に置き たい
- 2:21と考えるようになったのです こうして朝鮮支配をめぐって
- 2:25日本と清が対立していくようになって いきました
- 2:29ということで日本は朝鮮に対して 国交の回復を申し入れます
- 2:34しかし日本が送った手紙の中には 皇や勅という漢字が使われてい
- 2:39ましたので 朝鮮は日本の手紙を受け取りませんでした
- 2:42朝貢体制の朝鮮からするとこれ らの漢字は
- 2:46清の皇帝のみが使える漢字 日本が使っていい漢字ではなかった
- 2:50のです しかし条約体制の日本からすると
- 2:53手紙を受け取らないのは無礼な ことです
- 2:56こうして日本国内では 朝鮮討つべし
- 2:59という声が上がっていき 朝鮮に攻め込もうとする
- 3:02征韓論が持ち上がってくるのです
- 3:05そのような考えの延長線上に 江華島事件がありました
- 3:08日本は朝鮮を武力で脅し開国させ たのです
- 3:13こうして日本は朝鮮と条約を結び その条約の中で
- 3:16朝鮮は自主国であると規定しました つまり日本は
- 3:21朝鮮と清との関係を断ち切って 朝鮮を条約体制に引き込もうとした
- 3:26のです
- 3:28そんな朝鮮のこの頃の国王は 高宗という人物でした
- 3:32即位した当初の高宗は幼かった ため
- 3:35その父の大院君が政治の実権を 握っていたのですが
- 3:39後に大院君は失脚し 高宗が自ら政治を執り行うよう
- 3:43になると 高宗の妃である閔妃の一族が
- 3:47政治の実権を握るようになります この高宗大院君閔妃の3人が
- 3:53これ以降の朝鮮のキーパーソン となっていきます
- 3:56さて再び視点を広くしましょう 開国後の朝鮮内部は
- 4:01開化派と保守派にわかれていました 開化派というのは
- 4:05日本の近代化の成果はすごい 朝鮮も内政改革を行うべきだ
- 4:10と考える人たちで 対する保守派というのは
- 4:14朝鮮には清という宗主国がいる 日本は警戒すべきだと考える人
- 4:20たちです 当時権力を握っていた閔妃一族
- 4:23は開化派だったので 朝鮮は日本の明治維新をモデル
- 4:27に 様々な開化政策を進めていきます
- 4:30その中の一つが軍政改革です 今まで朝鮮国内にあった旧式軍隊
- 4:35とは別に 近代的な新式軍隊を編成し
- 4:39日本の軍人を招いて軍事訓練を 始めたのです
- 4:43そうなると不満を持つのは保守 派の人々でした
- 4:46閔妃政権は新式軍隊に予算を使った ため
- 4:50旧式軍隊の待遇は悪化しており 給料が13ヶ月も支払われなかった
- 4:55のです これに不満を募らせた旧式軍が
- 4:58ついに閔氏政権に対して反乱を 起こします
- 5:01壬午軍乱です
- 5:04この戦いは朝鮮の首都漢城 現在のソウルで起きました
- 5:09旧式軍隊の反乱は民衆も巻き込んで 規模を拡大
- 5:13反乱軍は閔氏政権の首脳や日本人の 軍事顧問を殺害し
- 5:18日本公使館は焼き討ちにあって います
- 5:22結局反乱軍は王宮を制圧しました が
- 5:25彼らの最大の攻撃目標だった閔妃 は
- 5:28女官に変装して王宮を脱出して いました
- 5:32ここで現れたのが大院君です 閔妃がいなくなったことにより
- 5:36政治の実権は再び大院君にうつ り
- 5:39大院君による保守政権が復活した のです
- 5:42さてこのような反乱の発生を知った 日本と清は
- 5:46それぞれ軍勢を派遣します こうして一触即発の事態となり
- 5:50ますが この段階ではどちらも戦う気はありません
- 5:54結局清国軍は 大院君を一連の事件の責任者と
- 5:57みなして拘束 清に連行していきました
- 6:01こうして反乱は清国軍によって 鎮圧され
- 6:04閔氏政権が復活したのです 閔氏政権はこれ以降
- 6:07日本ではなく清に頼りながら 近代化を推進しようという方針
- 6:12を固めます 日本からすると壬午軍乱によって
- 6:15朝鮮への影響力を弱めてしまう 結果となったのでした
- 6:19そんな時に清がフランスと戦争 を初めました
- 6:22清仏戦争です この戦争によって清は
- 6:25朝鮮に意識を向けにくくなって しまい
- 6:27朝鮮にいた清の軍勢は清仏戦争 のために半分が引き上げていき
- 6:32朝鮮における清の影響力は弱まり ました
- 6:35となると開化派の人々にとって は
- 6:38閔氏政権打倒のチャンスです こうして彼らは
- 6:41閔氏政権打倒のクーデターを起こ しました
- 6:43甲申政変です
- 6:45日本に支援された開化派は 国王を別の宮廷に移し
- 6:50日本公使館の警備兵を招き入れ ました
- 6:53騒ぎを聞きつけた閔氏政権の有 力者がやってきましたが
- 6:56それらの重臣たちを次々と殺害 開化派は政権を手に入れたのです
- 7:02こうなると大変です 閔氏率いる保守派はただちに清
- 7:05国に救援を要請し反撃 この反撃で日本の駐屯軍も撃破
- 7:10され クーデターは失敗に終わりました
- 7:13この混乱の中多くの日本人が殺害 されており
- 7:16日本国内では清を非難する意見 が巻き起こります
- 7:20当時の日本では報道規制が敷かれて おり
- 7:23国民は日本がクーデターを支援 していたことを知らされていなかった
- 7:26のです
- 7:27こうした報道の中で日本の世論 は
- 7:29清と戦うべきだという強硬論に 傾いていきます
- 7:34福沢諭吉は 日本国民の精神はすでにアジア
- 7:37ではなくヨーロッパと同じだ しかし近くに朝鮮と清があること
- 7:42で ヨーロッパの人々からは日本も
- 7:44古い考えを持った国だと思われている 今後は近くの国だからと遠慮せず
- 7:50ヨーロッパ人が朝鮮と清に接する ように日本も接するべきだろう
- 7:55アジアの悪友との関係を断絶して 西洋の文明国とともに行動すべき
- 8:00だ と主張しました
- 8:01脱亜論です
- 8:03しかしこの時は清と日本は共に 戦争をしたいとは思っていません
- 8:08ということで政府は井上馨を朝鮮 に派遣
- 8:12クーデターに関与したことを隠蔽 して
- 8:14日本側が政変の被害者であった ことを朝鮮に認めさせます
- 8:18その上で謝罪と賠償を要求した のです
- 8:21これが漢城条約です そして清には伊藤博文が全権と
- 8:26なって赴いて 清国全権李鴻章との間で
- 8:30日清両軍は朝鮮から軍隊を撤退 することが決められると同時に
- 8:35今後出兵する際には 事前に通知し合うという取り決め
- 8:39がされました これが天津条約です
- 8:42このようにして日清での戦争勃 発は避けられたものの
- 8:45この頃の朝鮮には戦争勃発の火 種がありました
- 8:49開国以来朝鮮では 日本人の商人が米や大豆などの
- 8:54穀物を買い集め それを大量に日本に輸出してい
- 8:57ました これが原因となり穀物が足りなく
- 9:00なり 朝鮮の米価は高騰
- 9:03民衆は米が買えなくなって 飢饉が発生しました
- 9:07こうなると彼らは 日本に対して反発するようになって
- 9:10いきます 朝鮮政府は朝鮮商人の利益を守る
- 9:14ため 日本に対する穀物輸出を禁止しました
- 9:17が 日本からすると
- 9:19条約違反だ 日本の商人が被害を被ったと感じ
- 9:23ます こうして日本は朝鮮に賠償金を
- 9:26請求 防穀令を解除させました
- 9:29このような対応を見て日本国内 では
- 9:31強硬策をとれという主張がさらに 高まっていくのです
- 9:35このように日本と朝鮮の緊張が 高まっていく中
- 9:39朝鮮では東学という宗教が 生活に苦しむ農民の中に広まって
- 9:44いきました 東学というのはキリスト教を意味
- 9:47する西学に対しての呼び名で 儒教仏教道教などを混ぜた宗教
- 9:52のことです やがて彼らはキリスト教布教反対
- 9:55や 日本人西欧人の国外退去を主張
- 9:58するようになっていき この東学の指導者が農民たちを
- 10:02率いて反乱を起こします これが甲午農民戦争
- 10:06別名東学党の乱です
- 10:08こうして東学党率いる農民軍は 地方役人の不正と重税収奪を非難
- 10:14して立ち上がり 鎮圧のために出動した閔氏率いる
- 10:17朝鮮政府軍と戦闘となります 農民軍の勢いは強く
- 10:22朝鮮政府はこの反乱を自力で鎮 圧できなかったため
- 10:26宗主国の清に出兵を求めることを 決定
- 10:29反乱を鎮圧できないから助けて ほしい
- 10:32そう要請したのです このような動きを見た日本政府
- 10:35の動きは素早いものでした 日本も負けてはいられない
- 10:39再び清が内乱を鎮圧したら更に 影響力を強めるだろう
- 10:43そのような展開となることは避け たい
- 10:45そう考えてすぐさま朝鮮に出兵 することを決定
- 10:49公使館領事館と朝鮮にいる日本人の 保護
- 10:53という名目で出兵準備を始めます そこに清国政府から出兵を通達
- 10:58する文書が到着します こうして日本軍は朝鮮に出兵する
- 11:02のです
- 11:03しかし日本には誤算がありました この頃日清両軍の介入を知った
- 11:08農民軍は それに危機感を抱き
- 11:11朝鮮政府軍と和約を結んで撤退 を開始していたのです
- 11:16こうなると日清両軍は朝鮮に兵 を置いておく理由を失います
- 11:21外務大臣の陸奥宗光は これはまずい
- 11:24このままでは朝鮮保護のために 清が出兵した実績だけが残る
- 11:29そうなると朝鮮における清の影響 力は更に強まってしまうだろう
- 11:33と考えて 公使館居留民保護という当初の
- 11:37目的を変更し 新しい理由を付け加えます
- 11:40日本と清で協力して朝鮮の内政 改革を行おう
- 11:45もし清が同意しない場合は日本 が単独で朝鮮の改革を進める
- 11:50と清に提案したのです もちろんですが清はこの提案を
- 11:54拒否 朝鮮の内乱はすでに平定された
- 11:58朝鮮の改革は朝鮮自身にゆだねる べき
- 12:01と返答しました この返答を見越していた日本は
- 12:05内政改革が実現するまでは撤兵 しないと清に通告
- 12:10日本は清との開戦に向かって歩み 始めます
- 12:13この時に結ばれたのが日英通商 航海条約です
- 12:16長年の悲願だった不平等条約改正 を
- 12:19一部回復することに成功した日本 は
- 12:21清と戦争してもイギリスが介入 しないという保障を得ます
- 12:26こうして大本営御前会議にて清 国との開戦を決定
- 12:31連合艦隊が佐世保を出港し 朝鮮へと向かっていきました
- 12:40さていかがだったでしょうか このような流れで日清は戦争へ
- 12:44と向かっていき いよいよ戦闘が始まります
- 12:47ということで次の動画では 日清戦争についてお話ししていき
- 12:50ます それではまた次の動画で
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