【明治時代】220 国会開設!初期議会の流れ【日本史】 — Transcript
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- 0:01はいどうもみなさんこんにちは 今回は初期議会についてお話し
- 0:05していきます 大日本帝国憲法が公布されると
- 0:09いよいよ帝国議会が始まっていき ます
- 0:11帝国議会は第一回第二回と進ん でいき
- 0:15日清戦争が始まる第六回までを 一区切りとして
- 0:18初期議会と呼んでいます 今回の動画でお話しするのは
- 0:22この初期議会についてです 最初の六回の帝国議会が
- 0:26どのように進んできたのかを この動画で確認していきましょう
- 0:291889年2月11日 大日本帝国憲法が公布されました
- 0:40時の内閣総理大臣は黒田清隆 彼は憲法公布の次の日に
- 0:45鹿鳴館で開かれた昼食会で もうすぐ議会が開かれる
- 0:49そうなると政党が議会で意見を 言うようになるだろう
- 0:53しかし政府は議会や政党の意見 に拘束されない
- 0:57超然として独自に政策をおしすすめ るのだ
- 1:01といった演説を行いました 要するに黒田清隆は
- 1:05政府は専門的に研究された政策 を行う
- 1:09浅い知識にもとづく議会や世論 に政治を左右されてはならない
- 1:13と考えていたのです これが超然主義演説です
- 1:17しかし内閣がいくら超然主義だと言って も
- 1:20帝国議会を完全に無視することはできません なぜなら法律を作ったり変えたり
- 1:26廃止したりすることと 政府から提出される予算の審査
- 1:29は 帝国議会の仕事だったからです
- 1:32ということでこれ以降の鍵を握る のは
- 1:34帝国議会となります その帝国議会を詳しく見てみる
- 1:38と 衆議院と貴族院に分かれており
- 1:41貴族院は政府側の人々によって 固められていました
- 1:45つまり政府が警戒していたのは もう片方の衆議院で
- 1:49政府が言うところの 浅い知識を持っている人々という
- 1:52のは 選挙で選ばれた国民のことでした
- 1:55要するにこの頃の政府は 国民の言うことなんか聞かない
- 1:59ぞ と考えていたわけです
- 2:01こうして政府は選挙についての 法律を定めました
- 2:04衆議院議員選挙法です この選挙法ではそもそも女性が
- 2:09選挙から排除されており 男性も資格制限がありました
- 2:131つ目の条件が25歳以上の男子 2つ目の条件が地租15円以上を納
- 2:20める人物 というものです
- 2:22これだけでも選挙権を持っていた 人々が少なかった
- 2:25ということはわかるかと思います が
- 2:27もう少し具体的に見ていきましょう
- 2:29今わかっている数値から 当時の有権者がどれだけ少なかった
- 2:33のかを計算してみます この頃の地租は地券に記された
- 2:36地価の2.5%と決められていました つまり地券に記された地価をxと
- 2:43すると xかける1000分の25は15となり
- 2:48計算するとxは600 つまり最初の衆議院議員総選挙
- 2:52における有権者というのは 地価600円以上の土地を所有する
- 2:57地主のことで それは全国で約50万人
- 3:00割合に変換すると人口の1.1%という 極めて低い割合の人々でした
- 3:07こうして国民の中でも限られた 大地主たちの投票により
- 3:10第一回衆議院議員総選挙が行われ ました
- 3:14その投票結果は 自由党が130名
- 3:17大成会が79名 立憲改進党が41名
- 3:22国民自由党が5名 無所属が45名という結果になりました
- 3:27少しわかりにくいので並び替えて みましょう
- 3:30自由党と立憲改進党は 今まで見てきたとおり民権派の流れ
- 3:34をくむ政党で 民党と呼ばれます
- 3:37大成会と国民自由党は 政府に近い考えを持つ政党で
- 3:41吏党と呼ばれます つまり選挙によって衆議院は
- 3:46民党が議席の過半数を占めたの で
- 3:49民党の意見が通るようになります こうして民党の議会と政府の内閣
- 3:54両者の対立が始まっていくのです
- 3:57このようにして当選した人々が 東京日比谷に作られた国会議事堂
- 4:01に集まってきて 第一回帝国議会が始まっていき
- 4:04ます 民権派として活動してきた人々
- 4:07は これまで面会することもできなかった
- 4:09政府の役人たちと ついに相対することとなり
- 4:13当時の総理大臣 山県有朋によって演説が行われ
- 4:16ました 国家の独立の道は2つある
- 4:201つ目は主権線を守ること2つ目 は利益線を守ることだ
- 4:26この主権線とは国境のことで利益 線とはこの国境の安全に密接な
- 4:31関係がある地域つまり朝鮮のこと だ
- 4:34と主張したのです この頃の世界は欧米列強が
- 4:38アフリカの分割植民地化をほぼ 終わらせて
- 4:41次はアジアを分割し植民地化している という状況でした
- 4:45日本としては植民地にされるわけ にはいきません
- 4:49なので政府は日本を守るために 軍事に予算を回したかったのです
- 4:54しかし議会を押さえているのは 民党だったので
- 4:57大地主層を基盤とした民党の考え は
- 5:00民力休養政費節減 つまりできるだけ金を使うな
- 5:05という考えでした 大地主たちによって選ばれた衆議院議員
- 5:09は 大地主たちの意向を無視することは
- 5:12できなかったのです こうして民党は政府が提出した
- 5:15予算案を 大幅に削減しようとしました
- 5:19このように帝国議会は初回から 混乱
- 5:21しかし最初の議会から話が決まらない ようだと
- 5:24欧米から笑われます やっぱり日本人に立憲政治はまだ
- 5:28早かった そう思われてしまったら
- 5:31日本のメンツは丸潰れです そこで政府は
- 5:34自由党に近い後藤象二郎から 密かに自由党の切り崩しを実施
- 5:38その甲斐もあって なんとか修正案を通すことに成功
- 5:41しました こうしてアジア最初の議会は
- 5:44自由党内部数名の裏切りという どんでん返しによって
- 5:48あっけなく終了したのです
- 5:50さて第一議会が終わると 総理大臣の山県有朋は
- 5:54議会の運営は大変すぎると言って 総理大臣を辞職します
- 5:58となると次の総理大臣を選ばないと いけません
- 6:01こうして天皇は 伊藤博文に再び総理大臣となる
- 6:04よう命令しましたが 伊藤はこれを引き受けませんでした
- 6:08そこで天皇が目をつけたのが 松方正義です
- 6:11こうして松方正義が総理大臣となり その後ろで伊藤と山県が応援する
- 6:17という形になりました 黒幕内閣です
- 6:20こうして第二議会が開かれるの ですが
- 6:22今お話したとおり松方正義はほとんど お飾りです
- 6:26黒幕は伊藤と山県でした 政府は新規事業計画の予算を提出
- 6:31しましたが この頃には自由党と立憲改進党
- 6:35が提携して 民党連合が成立していました
- 6:39この2つの党が手を組んで 予算を通さないとなると政府は
- 6:42困ります 政府の中には
- 6:44今日の日本があるのは薩長のおかげ だろうが
- 6:47という演説を行った人物もいて 民党からの猛烈な反対を受け議会
- 6:52は混乱 憲法を作った本人の伊藤博文さえ
- 6:55も 場合によっては憲法停止もやむ
- 6:58をえない と泣き言を言い始める始末でした
- 7:01明治天皇もこの初期議会の様子 を見て
- 7:04どうも議会の開設が早すぎたの ではないか
- 7:07と側近に漏らしていたそうです こうして松方正義は衆議院を解散
- 7:12第二回衆議院議員総選挙へと突入 していきます
- 7:17こうして行われることになった 総選挙
- 7:19政府としては 次こそは民党を抑えて過半数を
- 7:22取りたい と思っているでしょう
- 7:25ということで政府は 大規模な選挙干渉を断行します
- 7:29時の内務大臣は品川弥二郎 彼は天皇の政府に反抗した不逞
- 7:34な議員を二度と議会に送り出す なと言って
- 7:37全国の警察官を動員 こうして政府が選挙活動を妨害
- 7:41し 25名の死者
- 7:43388名の負傷者を出す事態にまで 発展します
- 7:47しかしこのような大干渉が行われた にも関わらず
- 7:50自由党と改進党は善戦 両党を合わせても過半数には及ば
- 7:55なかったものの 独立倶楽部や無所属の中には民党
- 7:59寄りの人々もいて 民党全体としては過半数を維持
- 8:02したのです
- 8:03第三議会 こうして特別国会の第三議会が
- 8:06始まりますが もちろんですが民党は選挙干渉
- 8:09に怒っています 議員の中には包帯を巻き
- 8:12松葉杖をついている人もいました 当然民党は政府を激しく攻撃
- 8:17第一次松方内閣は 選挙干渉の責任をとって総辞職
- 8:21次に成立したのが 第二次伊藤内閣です
- 8:24しかし伊藤博文はこれに乗り気 ではありませんでした
- 8:28とはいえ天皇からの命令です 無下に断ることもできません
- 8:32この難局を乗り切るには 国家に尽くした人々を集結させ
- 8:36なければならない と言って
- 8:38山県有朋や黒田清隆井上馨大山 巌といった
- 8:42明治維新オールスターズを集めて 内閣を組織します
- 8:45これが第二次伊藤内閣 またの名を元勲内閣といいます
- 8:50こうして元勲内閣のもとで 第四議会が幕を開けました
- 8:54自由党はまたも 政府の出した予算案を大幅に削減
- 8:58し 元勲内閣に対抗していきます
- 9:01しかしこのまま政府と民党が対立 を続けても
- 9:04話が前に進みません 政府も自由党も
- 9:08このままでは埒が明かないと考えて いました
- 9:11そこで伊藤博文は奥の手を使い ます
- 9:13明治天皇を動かしたのです
- 9:16明治天皇は これから6年間私自ら皇室費の10
- 9:21分の1を軍事費用にあてる 役人の給料の10分の1も軍事費用
- 9:26にあてる だから人民もあとの半分を差し
- 9:30出してくれ 政府と議会が協力してくれ
- 9:33とお願いしたのでした そのような動きを受けて自由党
- 9:36も妥協 予算案に賛成し軍事予算は通過
- 9:39しました
- 9:40以上のことから 議会と政府が激突してどうにも
- 9:44ならない時には 天皇の力でなんとかなる
- 9:46ということがわかりました そうなると議会は見かけ上ある
- 9:50だけで 実際には意味をなさないことになって
- 9:53しまいます しかも鍵を握っている天皇は
- 9:56憲法外の機関である 元老や枢密院と相談して物事を
- 10:00決めるため どう考えても政府が有利です
- 10:03この構造がある限り 民党は政府に勝つことはできない
- 10:07でしょう しかもこの頃の自由党のメンバー
- 10:09は 自由民権運動で活躍した人々
- 10:12というよりは 寄生地主制で金持ちになった大地
- 10:16主 という状態になっていましたの
- 10:18で 世代交代で当初の目標を見失って
- 10:21いた自由党は 政府に協力するようになってい
- 10:23ったのです
- 10:25こうして自由党が政府に接近して いくと
- 10:27議会での争点は 政費節減民力休養から条約改正
- 10:32問題へと移っていきます 政府としては条約改正を成し遂
- 10:36げたい なので政府とそれに協力する自由
- 10:39党は 条約改正のための譲歩として
- 10:41内地雑居に賛成していました 内地雑居というのは
- 10:45外国人に日本国内での居住旅行 営業などの自由を与え
- 10:50内地を解放するということです しかし多くの日本人はそれに対して
- 10:54不安を持っており 立憲改進党を含む反対勢力は
- 10:58対外硬派として 条約改正問題で伊藤内閣を攻撃
- 11:02していきます 民党連合にかわって対外硬派が
- 11:06議会の過半数を占めるようになりました この条約改正問題を巡って
- 11:10第五議会と第六議会はうまくま とまらず
- 11:13窮地に陥った政府は 2回とも衆議院解散を行いました
- 11:18しかし 第六議会が終わったその年
- 11:20日清戦争が始まりました 次の第七議会は日清戦争の真っ最
- 11:25中なので 満場一致で臨時の軍事予算に賛成
- 11:29こうして日本の歴史は 日清戦争へと突入していくのです
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