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【明治時代】218 条約改正!陸奥宗光と小村寿太郎の活躍【日本史】 — Transcript

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  1. 0:01はいどうもみなさんこんにちは 今回は条約改正運動についてお話
  2. 0:05していきます 江戸時代に日本が各国と結んだ
  3. 0:08条約は 日本にとって不利な条約
  4. 0:11いわゆる不平等条約でした もちろん政府はこれを良くない
  5. 0:15と思っており 平等な条約に改めようと
  6. 0:18条約改正運動を行っていきます ということでこの動画では
  7. 0:22明治政府がどのようにして 条約改正に取り組んでいったのか
  8. 0:25を 確認していきましょう
  9. 0:30そもそも不平等条約とはなにか ということからお話しします
  10. 0:34意味は漢字の通り 平等でない事柄が盛り込まれている
  11. 0:38条約です 日本は江戸時代末期に
  12. 0:41欧米列強と不平等条約を結んでい ました
  13. 0:44一体何が不平等だったのかという と
  14. 0:47大きく分けて3つの要素があります 関税自主権の喪失
  15. 0:51治外法権の承認 最恵国待遇の承認
  16. 0:55以上3つです 順番に見ていきましょう
  17. 0:58まず1つめの関税自主権の喪失について お話しします
  18. 1:02例えばある国が日本から商品を 輸入します
  19. 1:06その場合その国は この商品には5%の税金をかける
  20. 1:11とか この商品には30%の税金をかける
  21. 1:15といったように 自分で税率を決めることができました
  22. 1:19しかし反対に 日本が他の国から商品を輸入した場合
  23. 1:23は 商品にかける税率を
  24. 1:25日本だけでは決めることができ なくて
  25. 1:27相手国の同意が必要でした この点が不平等だったのです
  26. 1:32次に2つめの治外法権の承認について お話しします
  27. 1:36例えば日本人がある国に行って 犯罪行為を行ったとします
  28. 1:41その場合その日本人は その国の裁判官によってその国の
  29. 1:45法律で裁かれました しかし反対に外国人が日本で犯罪
  30. 1:49行為を行った場合は 日本人ではなく
  31. 1:52その国の裁判官によってその国の 法律で裁かれました
  32. 1:57この点が不平等だったのです
  33. 1:59最後に3つめの最恵国待遇の承認 についてお話しします
  34. 2:03例えばaという国が日本と条約を 結ぶとします
  35. 2:08その後bという国とも条約を結び ました
  36. 2:11この時に 後に結んだbの方が
  37. 2:14先に結んだaよりも有利な待遇を 与えられていたら
  38. 2:18自動的にbの有利な待遇をaにも 適用する
  39. 2:22というのが最恵国待遇の承認です もうわかるかと思いますが
  40. 2:26日本は他の国にこの最恵国待遇 を認めていたのに
  41. 2:30他の国は日本にこれを認めていません でした
  42. 2:34この点が不平等だったのです
  43. 2:36こうして明治時代になると 政府は不平等条約の改正に取り
  44. 2:40組むようになっていきます まず最初に取り組んだのは
  45. 2:43岩倉使節団でした 彼らの目的の1つが
  46. 2:46不平等条約の改正交渉の準備だった のです
  47. 2:50しかし彼らは アメリカとの条約改正交渉に失敗
  48. 2:54外交の厳しさを思い知らされて 条約改正交渉はすぐに諦めてしま
  49. 2:59います この岩倉使節団が帰国した後に
  50. 3:02条約改正交渉に取り組んだのが 寺島宗則です
  51. 3:06寺島宗則というのは 当時の外務卿
  52. 3:09つまり日本の外交を担当していた 人物です
  53. 3:13彼は正面からアメリカと交渉し 関税自主権の回復などを認めた
  54. 3:18協定を 結ぶことに成功しました
  55. 3:20しかし当時の日本にとって最大 の貿易相手国はイギリスです
  56. 3:25そのイギリスから反対されたこと で
  57. 3:27アメリカとの間の新しい協定は 実施されませんでした
  58. 3:31こうして条約改正に失敗した寺島 宗則は
  59. 3:35外務卿を辞職してしまうのです
  60. 3:38次に外務卿となったのは 井上馨です
  61. 3:41井上は寺島の失敗を見ているの で
  62. 3:43正面から税権の回復を要求しても だめだと考えました
  63. 3:48そこで井上は段階を踏みながら 条約の改正を目指そうとしたの
  64. 3:52です 1つめの段階が欧化政策
  65. 3:552つめの段階が不平等条約の一部 回復
  66. 3:593つ目の段階が不平等条約の全部 回復です
  67. 4:03そもそもこの不平等条約の原因 は
  68. 4:06アジアの国々はまだ発展途上だ 法律や規則が整備されていない
  69. 4:11条約で我らの安全を保障してもら わないと安心できない
  70. 4:16と欧米の人々が考えていること でした
  71. 4:19なので井上は 日本は発展途上ではない
  72. 4:23明治になって近代化した あなたたちの安全は保障できる
  73. 4:27とアピールしていきます これが有名な鹿鳴館外交です
  74. 4:31鹿鳴館というのは ルネッサンス式の迎賓館のこと
  75. 4:35で この頃に建てられた建物です
  76. 4:38上流階級の人々が集まる場所として 期待されたこの建物では
  77. 4:42連日のように政府の役人が舞踏会 を開いたり
  78. 4:45バザーを行ったりしました 日本は欧米と同じような生活を
  79. 4:49送っている そのように世界にアピールした
  80. 4:52かったのでしょう
  81. 4:53こうして近代化を世界にアピール した上で
  82. 4:56井上馨は2つめの段階に進みます 最初から不平等な要素を全部回復
  83. 5:02することは難しいので まずは一部を回復することを目指
  84. 5:05したのです しかしここで出てくるのがまた
  85. 5:08イギリスです 再びイギリスが反対したことにより
  86. 5:12一部回復すら失敗 それならばと井上馨は列国の人々
  87. 5:16に向けて 日本も大きく譲歩するから不平等
  88. 5:20条約を改めてくれ とお願いします
  89. 5:23つまり 外国人に日本国内の旅行居住商業
  90. 5:27産業の自由を認める また法律も欧米諸国に倣って完備
  91. 5:32し日本の裁判所には外国人判事 を置く
  92. 5:36更に外国人が関係する事件には 外国人判事の数を多くする
  93. 5:41と言って譲歩して その代わり治外法権も全廃してくれ
  94. 5:45税率も引き上げてくれ とお願いしました
  95. 5:49こうしてようやく 列国の同意を取り付けることに
  96. 5:52成功したのです
  97. 5:53しかしこれが大きな批判を呼び ます
  98. 5:56理由は簡単 譲歩しすぎていたからです
  99. 5:59フランスの法律学者であるボアソ ナードが
  100. 6:02井上の条約案は危険極まりない このままでは日本で反乱が起こる
  101. 6:06可能性もある と言って反対
  102. 6:09更に現職の農商務大臣だった谷 干城が
  103. 6:13今の政府は外国人にへりくだり すぎだ
  104. 6:16このような大事なことは国会を 開いた後に決めるべきだ
  105. 6:20といって政府を批判して 大臣を辞任しました
  106. 6:23これに拍車をかけたのが ノルマントン号事件です
  107. 6:27イギリスの貨物船ノルマントン 号が
  108. 6:29紀州沖で座礁し沈没 その際にイギリス人の船長と船員
  109. 6:34は全員ボートで脱出しましたが 日本人の乗客二十五名は
  110. 6:39全員船内に放置されて溺死する という事件でした
  111. 6:43この事件の裁判でイギリス人の 領事が
  112. 6:46船長に無罪を言い渡したことに 日本の国民は激怒
  113. 6:50イギリス人領事がイギリス人船長 に有利な判決をした
  114. 6:54不平等条約のせいだ と言って
  115. 6:57井上馨の弱腰外交に批判が集中 結局井上馨は世論の攻撃を受け
  116. 7:02て 辞職に追い込まれました
  117. 7:05このような井上外交に対する反発 が
  118. 7:07以前の動画でお話しした 三大事件建白運動につながって
  119. 7:10いきます 井上外交に反発した民権派が東京
  120. 7:14に集合 これを受けて政府は
  121. 7:16保安条例で反政府派の人々を東京 の外に追放しました
  122. 7:21さらに政府は運動の中心人物だった 後藤象二郎を政府に取り込むこと
  123. 7:26で 民権派の分裂を誘い
  124. 7:28大隈重信までも政府に取り込む ことに成功するのです
  125. 7:32こうして大隈重信が伊藤内閣の 外務大臣となり
  126. 7:35条約改正に向けて動き始めます
  127. 7:38そんな大隈重信の作戦は 最も強硬に反対しているイギリス
  128. 7:42を後回しにして ドイツアメリカロシアの同意を
  129. 7:46取り付けた後に イギリスを賛成せざるをえない
  130. 7:49状況に追い込む という作戦でした
  131. 7:52こうして大隈は 各国と個別に話し合っていき
  132. 7:55実際に三カ国の同意を得ることに 成功します
  133. 7:59日本国民はその大隈の活躍を見て さすが大隈重信だ
  134. 8:04と喜んでいました しかし事態が一変します
  135. 8:08大隈重信の改正案が新聞に載った のです
  136. 8:11その内容は以前よりはましになった ものの
  137. 8:14依然として外国人の裁判官を認 めていました
  138. 8:18これを聞いた国民は激怒 またも反発が起きていきます
  139. 8:22ある日会議を終わらせた大隈重信 が
  140. 8:24外務省に入ろうとしたところ 来島恒喜という人物が
  141. 8:28大隈重信を襲撃 爆弾を投げつけられたことにより
  142. 8:32大隈は右足切断の重傷を負います これを受けて内閣は総辞職し
  143. 8:38条約改正中止が決定しました 大隈は足を失って失脚したのです
  144. 8:43このように条約改正運動という のは
  145. 8:46日本と外国の間で話がまとまる かと思ったら
  146. 8:49日本国内から改正案に反対する 声が上がる
  147. 8:53という形で進んできました 大隈重信の後を継いだ青木周蔵
  148. 8:57も 国内の意見をまとめることができ
  149. 8:59ず 大津事件の責任をとって辞職
  150. 9:02続く榎本武揚も 政府内部で十分な支援を得られ
  151. 9:06ませんでした
  152. 9:08そのような状況を変えた外務大臣 が
  153. 9:09陸奥宗光です 彼の下で改正交渉はようやく軌道
  154. 9:14に乗っていきます 1番の理由は
  155. 9:16世界の日本に対する見方が変わった ことですが
  156. 9:19シベリア鉄道の建設も関係しています シベリア鉄道というのは
  157. 9:24当時ロシアが建設していた鉄道 で
  158. 9:26ロシアの東西をつなぐ鉄道でした もしもこの鉄道が完成したら我々
  159. 9:31にとっても脅威だ そう考えたイギリスは
  160. 9:34日本を味方につけて ロシアと対抗しようとしたのです
  161. 9:38ということでイギリスは日本に 協力的になり
  162. 9:40条約改正に賛成するようになります こうして締結されたのが
  163. 9:44日英通商航海条約です その内容は
  164. 9:48税権の一部回復 領事裁判権の撤廃
  165. 9:52最恵国待遇の相互平等 というもので
  166. 9:55税権という点でみると まだ完全には対等ではなかった
  167. 9:59ものの 平等条約に大きく近づきました
  168. 10:03このイギリスに続いて欧米各国 とも
  169. 10:05新しい通商航海条約が結ばれて いきます
  170. 10:09こうなると残る課題は 関税自主権の完全回復です
  171. 10:13これはまだまだ先の話ですがこの 動画でお話ししておきます
  172. 10:17改正条約の満期を迎えた時の外務大臣 は
  173. 10:20小村寿太郎という人物でした 彼の元で再び改正交渉が始まって
  174. 10:25いくのですが 時期的にいうと日露戦争が終わった
  175. 10:28後 日本の国際的地位は十分に高ま
  176. 10:32っている頃です もはや列国の反対もなく
  177. 10:35関税自主権の完全回復が実現しました こうして日本は条約改正を成功
  178. 10:41させたのです
  179. 10:46さていかがだったでしょうか 今回お話しした外交も
  180. 10:49政治と密接に関わっていることが わかったかと思います
  181. 10:53それでは再び次の動画からは 政治の話に戻っていきましょう
  182. 10:57ということで次の動画では 大日本帝国憲法についてお話し
  183. 11:00していきます それではまた次の動画で

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