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【明治時代】216 明治十四年の政変と国会開設運動【日本史】 — Transcript

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  1. 0:01はいどうもみなさんこんにちは 今回は明治十四年の政変と国会
  2. 0:05開設運動についてお話ししていき ます
  3. 0:08この政変をきっかけに自由民権 運動は
  4. 0:10新しい局面に入っていくので 大きな転換点となっています
  5. 0:15そんな今回の動画は 前回お話しした
  6. 0:17自由民権運動と関連が深いので まず最初に
  7. 0:20前回の動画の振り返りから 始めていきましょう
  8. 0:27明治時代に入って成立した新政府 は
  9. 0:30すぐに仲間割れをしてしまいます この争いに負けた人たちは政府
  10. 0:34を辞めて それぞれの方法で政府に対抗して
  11. 0:37いきました 江藤新平と西郷隆盛は武力によって
  12. 0:40政府に対抗しましたが 鎮圧されて死んでしまったので
  13. 0:44残された板垣退助は 武力によって政府に対抗することは
  14. 0:48できない 言論によって政府に対抗しよう
  15. 0:52と考えるようになっていくのです こうして板垣退助は
  16. 0:56今の政治はひと握りの役人が思う ままにしている
  17. 0:59国会を開いて国民を政治に参加 させろ
  18. 1:02と主張します これが自由民権運動でした
  19. 1:06この運動が日本中に広がって 民権派と呼ばれる人々が
  20. 1:10政府に国会開設を要求していく のです
  21. 1:14さてまず最初に この動画の全体像を
  22. 1:16ざっくりとお話しします この頃の情勢は
  23. 1:19板垣退助を中心とした民権派の上に 政府がいる
  24. 1:23そして両者は対立している という情勢でした
  25. 1:26しかし 政府内部が分裂する明治十四年の
  26. 1:30政変が起こると 政変に敗北した大隈重信は政府
  27. 1:33を辞めます こうして板垣退助は自由党
  28. 1:37大隈重信は立憲改進党を創設し 政党が政府と対峙するようになって
  29. 1:42いくのです
  30. 1:43全体の流れがわかったところで 話を詳しく見ていきましょう
  31. 1:47この頃の政府では 民権運動の盛り上がりを見て
  32. 1:51議会を開くのはやむを得ないだろう という雰囲気が広がっていました
  33. 1:55ということで政府内部でも 議会を開くことについてどう思
  34. 1:58いますか と意見交換が行われていたのです
  35. 2:01たくさんの人が意見書を提出しました が
  36. 2:04特に注目すべき人物は大隈重信 で
  37. 2:07ここで大隈重信が提出した意見書 は
  38. 2:10すぐに議会を開設すべきだと主張 しているものでした
  39. 2:14しかしこの意見書を見せてもらった 伊藤博文は
  40. 2:16これに強く反対します なぜなら伊藤は徐々に議会を開設
  41. 2:21すべきだと考えており 大隈の意見は急進的すぎて
  42. 2:25意見が合わなかったのです 大隈と伊藤は対立していきました
  43. 2:30そんな時に起きたのが 開拓使官有物払い下げ事件です
  44. 2:33この頃の政府は 約300万円を使って北海道の土地
  45. 2:37を開発していました その土地を薩摩出身の黒田清隆
  46. 2:41が たったの39万で同じ薩摩出身の
  47. 2:45五代友厚に売ろうとしたのです つまり国のお金をつかって育てた
  48. 2:49土地を 知り合いに激安価格で売ってあげ
  49. 2:52ようとした ということですね
  50. 2:54この一連の流れが報道されると 民権派は政府への批判を強めます
  51. 2:59やっぱり政府はけしからん 藩閥政府はだめだ
  52. 3:02はやく国会を開け そのようなことを主張して政府
  53. 3:06を激しく攻撃 自由民権運動が再び盛り上がり
  54. 3:09ました
  55. 3:10この政府批判が激しくなっていき 政府ももはや抑え込むことができなく
  56. 3:15なりました 困った政府はついに
  57. 3:1710年後に国会を開くと宣言 民権派に妥協したのです
  58. 3:22これが国会開設の勅諭です
  59. 3:25しかしここで気になることがあります 北海道の土地を売るという話は
  60. 3:29政府内部の話です いったい誰が政府の内情を漏ら
  61. 3:34したのでしょう そこで名前が上がってきたのが
  62. 3:37大隈重信でした 大隈重信は肥前藩出身だったの
  63. 3:40で 大隈重信が払い下げの情報をメディア
  64. 3:43に流し 世間の薩長批判を巻き起こした
  65. 3:47そのような陰謀論の噂が 政府内部に広まっていったのです
  66. 3:51こうして伊藤博文の大隈重信に対する 不信感は頂点に達し
  67. 3:56伊藤博文は明治天皇の力を使って 大隈重信を政府から追い出して
  68. 4:00しまいます これが明治十四年の政変です
  69. 4:04さて大隈重信が政府を辞めたこ とも大事件ですが
  70. 4:08政府が10年後に国会を開くと宣言 したことも大事件です
  71. 4:12この宣言が出されたのが1881年なので 10年後というのは1890年
  72. 4:19こうしてこの10年間で 政府と民権派は
  73. 4:23国会が開かれた後の準備をして いくのです
  74. 4:26まず先に民権派 その後に政府の準備を見ていき
  75. 4:29ましょう
  76. 4:30さて民権派の中心組織といえば 前回の動画でお話ししましたね
  77. 4:34国会期成同盟です その名の通り国会を期日を決めて
  78. 4:39成立させろと主張した同盟だった のですが
  79. 4:42期日が決まったことで 目標を達成したことになります
  80. 4:45となると彼らは何をし始めるか というと
  81. 4:48国会が成立した後のことを考え ます
  82. 4:51国会というのは簡単に言うと多数決 です
  83. 4:54多数決といえば平等な響きに聞こえ ますが
  84. 4:57実は多数決には必勝法があります 過半数を味方にしてしまえばいいの
  85. 5:02です 例えば100人で多数決をする時には
  86. 5:0651人以上を仲間にしておけば確実 に勝てます
  87. 5:10ということで国会期成同盟の人々 は
  88. 5:12議席の過半数を確保するために 仲間を集め始めました
  89. 5:16こうしてできたのが自由党です
  90. 5:19自由党の党首は板垣退助で 母体となったのは先ほど言った
  91. 5:23ように 国会期成同盟でした
  92. 5:25とはいえ国会期成同盟に参加した すべての人々が
  93. 5:28自由党に参加したわけではありません 中には離脱してそれぞれで政党
  94. 5:33を作るような人もいました そんな自由党ですが
  95. 5:36これまでの経緯を見てきたらイメージ がつくと思います
  96. 5:40自由党の気風は急激な改革を目指す といった感じで
  97. 5:43現状に満足していない人々が政府 を批判する
  98. 5:47熱い人が集まっているイメージ です
  99. 5:50他にも同じように政党を作った 人物がいました
  100. 5:53大隈重信です 政府から追い出されてしまった
  101. 5:56大隈は 同じように政府を追われた元官僚
  102. 5:59たちや知識人を集めて 政党を作りました
  103. 6:03これが立憲改進党です このような経緯からもイメージ
  104. 6:06がつくかと思いますが 立憲改進党の気風は穏健かつ知的
  105. 6:11合理的といった感じで 東京大学や慶應義塾出身の
  106. 6:15頭のいい人々が政府を批判する 冷静な人が集まっているイメージ
  107. 6:20です 特に大隈重信は福沢諭吉と仲が
  108. 6:23良かったので 慶應義塾出身の人たちが
  109. 6:26たくさん協力していました 板垣の自由党と
  110. 6:29大隈の立憲改進党 これ以降はこの2つがとても重要な
  111. 6:33政党となっていきますので しっかりと覚えておいてください
  112. 6:38それでは次に 政府の準備を見ていきましょう
  113. 6:41この頃の政府も同様に 10年後の国会開設に向けて動き
  114. 6:44始めていました もしも国会が開かれたら
  115. 6:48政党が国会を通して 政治に口出しをするようになることは
  116. 6:52確実です となると
  117. 6:53邪魔が入る前にできることはやって おきたい
  118. 6:57国会が開かれる前に憲法を作って しまおう
  119. 7:00と政府は考えます こうして伊藤博文は
  120. 7:03憲法の勉強のためにヨーロッパ へと出発するのです
  121. 7:07そうなると民権派も黙ってはい られません
  122. 7:10板垣退助の盟友である後藤象二郎 は板垣に対して
  123. 7:14伊藤博文がヨーロッパに赴いている 我々も海外に行き外国の様子を見
  124. 7:20聞すべきだ と主張
  125. 7:22こうして後藤象二郎と板垣退助 も
  126. 7:24ヨーロッパに外遊することになりました しかし
  127. 7:27これには問題がありました なんとこのヨーロッパ外遊のお
  128. 7:31金は 政府から出ているということが
  129. 7:33わかったのです 実は後藤象二郎は政府に働きかけて
  130. 7:38私をヨーロッパに行かせてくれない か
  131. 7:40と持ちかけており これを好都合と考えた政府は
  132. 7:44後藤象二郎にお金を出します そのお金を使って後藤象二郎と
  133. 7:48板垣退助は ヨーロッパへ外遊に行ったのです
  134. 7:52要するに政府は 自由党の弱体化を狙ってお金を
  135. 7:55出し 板垣と後藤をヨーロッパ諸国に
  136. 7:58旅行させたのです この様子を見た自由党の人々は
  137. 8:02板垣と後藤は政府に飼い慣らされた と考えました
  138. 8:06こうして指導者を失った自由党 は内紛を生じ
  139. 8:09統制力を失ってしまいます さらに立憲改進党も自由党は政府
  140. 8:14に買収されたと言って批判 これを受けた自由党も立憲改進
  141. 8:19党の大隈重信は三菱と癒着している といって反撃し
  142. 8:23自由党と立憲改進党は対立する ようになっていくのです
  143. 8:28こうして統制力を失った自由党 員が中心となり
  144. 8:32政府転覆や役人の暗殺を企てる 者が現れます
  145. 8:36民権運動は激化していったのです これらの事件は
  146. 8:39武力によって国家転覆を狙うような いわばテロのようなものだった
  147. 8:43ので 政府は警察のみならず
  148. 8:46軍隊まで動員して鎮圧 グダグダになってしまった自由
  149. 8:49党は解党し 立憲改進党も大隈重信が抜けた
  150. 8:53ことにより活動を停止 自由民権運動は一旦衰退してしまい
  151. 8:57ました
  152. 8:58とはいっても国会が開かれることは 決まっています
  153. 9:01その期日が近づいてくれば 民権派ももう一度みんなで頑張
  154. 9:05ろう と考えるでしょう
  155. 9:07こうして後藤象二郎が中心となって 始まったのが
  156. 9:10大同団結運動です 小異を捨てて大同を旨とす
  157. 9:15要するに このままでは衆議院の過半数が取れない
  158. 9:19そうなると政府の思う壺だ 小さな意見の違いは捨てて大きな
  159. 9:23同じ目標に向けて協力しよう 国会開設に向けてもう一度集ま
  160. 9:28ろう と呼びかけたわけです
  161. 9:30しかし知名度でいうと後藤よりも 板垣の方が上です
  162. 9:34旧自由党が大同団結運動に合流 してからは
  163. 9:37板垣が主流となっていきました
  164. 9:40これと時を同じくして 別の運動が起きます
  165. 9:43三大事件建白運動です また別の動画でお話ししますが
  166. 9:47この頃の政府は 条約改正に向けて活動していました
  167. 9:51そんな中で出てきた政府の条約 改正案が
  168. 9:53屈辱的な内容であるとして民権 派が怒り
  169. 9:57旧自由党の急進派が集合して 政府転覆を図った運動でした
  170. 10:02彼らの主張は言論集会の自由の 獲得地租軽減外交失敗の回復の
  171. 10:083つです これらの3つを要求する三大事件
  172. 10:12建白運動が 大同団結運動と結びつき
  173. 10:15この頃に反政府的気運が高まり ました
  174. 10:18この民権運動の盛り上がりに驚 いた政府はどうするか
  175. 10:22もう予想がつくようになったでしょう 再び弾圧します
  176. 10:25保安条例です この条例により約450名の反政府
  177. 10:30派の人々を東京の外に追放 理由は内乱の陰謀があり安全保障
  178. 10:36を妨害する恐れがある というものでした
  179. 10:39さらに政府は運動の中心人物だった 後藤象二郎を政府に取り込むこと
  180. 10:44で 民権派の分裂を誘いました
  181. 10:46こうして運動を鎮圧することに 成功した政府は
  182. 10:49この間に大日本帝国憲法の準備 を進めていくのです
  183. 10:58さていかがだったでしょうか 今回の動画で自由党と立憲改進
  184. 11:02党も登場しましたし いよいよ自由民権運動も大詰め
  185. 11:06を迎えてきました これ以降は憲法が制定されて
  186. 11:09初期議会が始まる といった流れなのですが
  187. 11:12今まで政治の話ばかりしてきた ので
  188. 11:15ここで一度経済の話を挟もうと思います ということで次の動画では
  189. 11:19経済の近代化と松方財政について お話ししてきます
  190. 11:23それではまた次の動画で

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