【明治時代】215 板垣退助と自由民権運動【日本史】 — Transcript
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- 0:01はいどうもみなさんこんにちは 今回は
- 0:03自由民権運動についてお話しして いきます
- 0:06自由民権運動というのは 自由で民主的な国を目指そうという
- 0:11運動です 裏を返せばこれまでは
- 0:13自由で民主的な国ではなかった ということになりますので
- 0:17この自由民権運動は 江戸時代の
- 0:20自由が制限され 政治を一部の人々が行っていた
- 0:24という 身分制度の反動で起きた
- 0:26と考えることもできます これまでは明治時代が始まって
- 0:30から 明治六年の政変で政府が分裂して
- 0:33以降 士族の反乱について見てきました
- 0:36なので一度時間を戻して 自由民権運動がどのようにして
- 0:40始まったのかから 確認していきましょう
- 0:45自由民権運動は 政府の内部分裂から始まります
- 0:48当時の政府は幕末に活躍した人々 が中心となっていましたが
- 0:53彼らが2つに分かれて 争うようになったのです
- 0:56こうして起きたのが明治六年の 政変です
- 0:59この政変に勝利したのが 大久保利通伊藤博文大隈重信とい
- 1:04った人々で 敗北したのが西郷隆盛江藤新平
- 1:08板垣退助といった人々でした 敗北した人々はもちろんですが
- 1:13反感を持ったまま政府を辞めて おり
- 1:15これ以降各々のやり方で政府に 反抗していきます
- 1:19さてそんな政府を辞めた人の中に 板垣退助という人物がいました
- 1:24この板垣退助は土佐藩 現在で言うところの高知県出身
- 1:28の人物です 政府を辞めた板垣は
- 1:31政府に対抗しようと考えました しかし一人で政府に対抗しても
- 1:36勝てるわけがありません ということで同じように政府を
- 1:39辞めた人々を集めて 愛国公党という政治結社を結成
- 1:44彼らが政府に提出したのが 民撰議院設立建白書です
- 1:48民選議院というのは 民によって選ばれた人たちが会議
- 1:52を行う場所 という意味で
- 1:54建白書というのは 人々が政府に対して意見を述べる
- 1:59書類のことです つまり民撰議院設立建白書という
- 2:02のは 民によって選ばれた人たちが会議
- 2:05を行う場所を設立してくれ と政府に対して意見した書類
- 2:10という意味になります 簡単に言うと板垣たちは
- 2:13国会を作ってくれ と政府に対して意見したわけです
- 2:17現代では当たり前になった国会 は
- 2:19この頃まだなかったのですね 国会というのは
- 2:23選挙によって選ばれた人たちが 会議をして法律を作る場所なので
- 2:27みんなでこの国の法律を決めて いることになります
- 2:30しかしこの頃はそんなことはありません そもそも国会がないので
- 2:35政府が法律を作っていたのです となると政府は自分たちに都合のいい
- 2:40法律を作ることができます なので板垣たちはこの建白書で
- 2:44今の政治はひと握りの役人が思う ままにしている
- 2:48国会を開いて国民を政治に参加 させろ
- 2:51と主張したのでした
- 2:52しかし建白書はあくまで建白書 1つの意見としか捉えられません
- 2:57意見を採用するかは政府に委ね られており
- 3:00政府はこの意見を採用しませんでした 国会を開くのはまだ早い
- 3:05国民はまだ政治について理解していない こんな状態で国民を政治に参加
- 3:10せたら日本は大変なことになる そのように政府は考えていたの
- 3:14です こうして
- 3:16国会を開けと主張する民権派と まだ早いと主張する政府の間で
- 3:21対立が起きるようになりました
- 3:23では政府に採用されなかったら 民撰議院設立建白書は意味がなかった
- 3:28のか というとそういうわけではありません
- 3:31事態は予想外の方向に進んでいき ます
- 3:34新聞です なんとこの建白書が新聞に載った
- 3:37のです 新聞に掲載されたとなると
- 3:40日本中に建白書の存在が広まり ます
- 3:42するとそれを読んだ人たちが 意見を持ち始めたのです
- 3:46まず最初の議論は 建白書の内容を批判する手紙から
- 3:50始まりました 批判された点は主に2つで
- 3:531つめが建白書提出者たちの資質 に対する批判
- 3:572つめが国会設立の時期に対する 批判でした
- 4:011つめの批判は 建白書を提出した人々が
- 4:04直前まで政府のメンバーだった ことを考えると当然です
- 4:08この前まで板垣たちも政治を思う ままにしていたじゃないか
- 4:12政府を辞めた途端にそのことを 棚に上げて政府を批判している
- 4:16のはおかしい お前たちが言っても説得力がない
- 4:19という批判ですね そして2つめの批判は
- 4:23国会は開くべきだが政府の言う 通り今の日本にはまだ早い
- 4:28国民の多くは政治に関する知識 がない
- 4:31今国民を政治に参加させれば政治 は混乱するだろう
- 4:35まずは国民を教育してその後に 国会を開くべきだ
- 4:39という批判でした この批判が新聞に載ると
- 4:42またしてもこれが拡散され さらに批判を行う人物が現れます
- 4:47国民の多くは政治に関する知識 がないというのは同意できる
- 4:52しかしだからこそ国会を開くべき なのだ
- 4:55国会を開いて政治に関わる経験 を持つことにより国民の意識が
- 4:59高まるのである と主張したのです
- 5:02要するに現代的な言葉で言うと 炎上したということに近いです
- 5:07こうして新聞は激論の舞台となり 全国の人たちが政治に関心を持ち
- 5:11始めるようになります
- 5:12さてお前たちが言っても説得力 がないと批判された
- 5:17板垣退助たちは 各々の故郷へと帰っていきます
- 5:20こうして江藤新平は佐賀の乱で 処刑されてしまいます
- 5:24一方板垣退助は故郷の高知に帰 った後
- 5:28仲間を集めて政治結社を作りました 立志社です
- 5:32この立志社で板垣退助は 人々に人権と自由がいかに大切
- 5:36かを教えたり 講演会を開いて演説を行ったり
- 5:40していきます この立志社設立以降
- 5:43各地で次々と似たような政治結社 が結成され
- 5:46全国の政治結社によって 自由民権が叫ばれていったのです
- 5:51炎上が一大ブームに変わっていきました
- 5:54これを見た板垣たちは チャンスだと考えました
- 5:57地方の民権結社をまとめる全国 組織を設立しよう
- 6:01そう考えたのです こうして全国の民権結社の連絡
- 6:05組織として作られたのが 愛国社です
- 6:08地方から始まった民権運動が 全国規模にまとまり
- 6:12愛国社の設立は 自由民権運動の一大転換点となり
- 6:16ました
- 6:17とはいきませんでした 政府の妨害が入ったのです
- 6:20もちろんですが政府からすると 自由民権運動は邪魔です
- 6:25国民は政治に関する知識がない 国会を開けば国民が政治に口出し
- 6:30をするようになる そうなれば思うように政治ができなくなる
- 6:34そう考えた政府は 民権派をうまく手懐けよう
- 6:38と考えます 当時政治の実権を握っていたのは
- 6:41大久保利通 彼は政府を辞めていた板垣退助
- 6:45と木戸孝允を大阪に呼び そのうち国会と憲法を作ることは
- 6:49約束する 頼むから政府に帰ってきてくれ
- 6:53とお願いしたのです この誘いに乗って板垣と木戸は
- 6:57政府に復帰 板垣が政府に手懐けられたこと
- 7:00によって 結成直後の愛国社は事実上分裂
- 7:04し解散 それどころか板垣は木戸大久保
- 7:07と対立して すぐに政府を辞めてしまいました
- 7:10こうして愛国社が解散したこと で
- 7:13民権運動の勢いは落ち 政府はさらに弾圧を加えていき
- 7:17ます 讒謗律で政府の悪口は禁止
- 7:20新聞紙条例で政治に害がある新聞 は弾圧
- 7:24出版条例で出版物は内務省の検閲 を受けなければならなくなりました
- 7:30このように政府は 徹底的に言論統制を行って
- 7:33民権派を弾圧していったのです
- 7:35そのような状況で起きたのが 西郷隆盛の西南戦争でした
- 7:40武力で抵抗することを選んだ西郷隆盛 が
- 7:42最終的には自害に追い込まれる 様子を見た人々は
- 7:46武力によって政府に勝つことは 不可能だ
- 7:49と悟ります こうして残された人々は
- 7:52言論統制にもめげずに 政府に反抗をしていくようになって
- 7:55いくのです
- 7:57ここで再び自由民権運動を盛り 上げようとしたのが
- 8:00立志社の人々でした 立志社建白です
- 8:03国会開設 地租軽減
- 8:05条約改正 これら3つを要求し
- 8:08政府に対抗していきました もちろん政府は
- 8:11この建白書をまたも却下しました が
- 8:13立志社建白は大量に印刷されて 全国にばら撒かれたため
- 8:18国民の多くは立志社の政府批判 を目にしており
- 8:21自由民権運動は再び盛り上がって いきます
- 8:24そこに立志社の人々は追い討ち をかけます
- 8:27愛国社を再興しよう と考えたのです
- 8:30こうして立志社の人々が呼びかけて 愛国社再興大会が開催されました
- 8:35これによって一度は失敗した 民権結社の全国組織創立を
- 8:39成し遂げることができたのです 特にこの頃になると
- 8:43地方の有力者が政治に関心を持つ ようになっており
- 8:46豪農や地主といった 士族以外の人々も
- 8:49運動に参加するようになってきました
- 8:52さてここで再確認したいのですが 愛国社の目的は国会を開くこと
- 8:56です それに対して当時の政府はその
- 8:59うち国会を開くと言っている状況 でした
- 9:03そこで愛国社はこれを攻撃すること にします
- 9:06そのうちじゃだめだいつ開くか 決めろ
- 9:09と主張するわけです こうして愛国社は名前を変えます
- 9:13国会を期日を決めて成立させろ と主張する同盟で
- 9:17国会期成同盟という名前です 彼らは国会開設の署名活動を行って
- 9:23多くの人々が大阪に集まりました
- 9:26政府としてはまずい状況です このままでは民権派が力をつけて
- 9:30政治の主導権を奪われてしまいます ということで再び弾圧です
- 9:35こうして出されたのが集会条例 でした
- 9:37これによって政治に関する集会 を行う際には
- 9:40事前に申請が必要になり 盛り上がる演説会は規制されて
- 9:44しまいました 政府は再び盛り上がる自由民権
- 9:47運動を 弾圧することに成功したのです
- 9:50しかし国会期成同盟は すでに多くの会議を終了していた
- 9:54ため大きな影響はなく 国会開設の署名と願望書を政府
- 9:59に提出しました もちろんですが政府はこれらの
- 10:02受付を拒否 国会開設はそう簡単に達成でき
- 10:06そうにはありませんでした
- 10:12さていかがだったでしょうか このように自由民権運動は
- 10:15盛り上がったら弾圧 盛り上がったら弾圧といった感じ
- 10:19で 政府から抑圧されながら進んでいきました
- 10:22しかしこのような状況が 大きく変わる出来事が起こります
- 10:26明治十四年の政変です ということで次の動画では
- 10:29明治十四年の政変と国会開設運動 についてお話ししていきます
- 10:34それではまた次の動画で
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