【明治時代】213 地租改正と秩禄処分【日本史】 — Transcript
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- 0:01はいどうもみなさんこんにちは 今回は地租改正と秩禄処分について
- 0:05お話ししていきます この2つは明治政府が行った政策
- 0:09ですが これをきっかけに日本の各地で
- 0:12政府に対する不満が爆発し 反乱や暴動が起きています
- 0:16地租改正と秩禄処分とは何なのか なぜ人々は反乱を起こしたのか
- 0:21そのようなことをこの動画で確認 していきましょう
- 0:28この頃の政府は戊辰戦争を経て 貧乏になっていました
- 0:32この貧乏な状況から脱却するためには 入ってくるお金
- 0:36つまり収入を増やして 出ていくお金
- 0:40つまり支出を減らすことが大切 です
- 0:42なので政府は収入を増やすための 政策として地租改正
- 0:47支出を減らすための政策として 秩禄処分を行っていきます
- 0:51まずは地租改正について 次に秩禄処分についてお話しして
- 0:54いきます
- 0:55地租改正というのは税について の話です
- 0:59ということで前提となる税について 確認しましょう
- 1:02国家を運営するためには学校を 作ったり
- 1:05道路を作ったり 法律を作ったり
- 1:07裁判を行なったりしなければいけません しかしこれらにはたくさんのお
- 1:12金が必要です なので必要なお金を
- 1:14みんなで出して負担し合っています これが税金です
- 1:19この時に出し合うお金が増えれば 増えるほど
- 1:21政府はお金持ちになって国民は 貧乏になります
- 1:26反対に減れば減るほど政府は貧乏 になって
- 1:29国民はお金持ちになります この構造を覚えておいてください
- 1:34それではいよいよ 地租改正について話します
- 1:37政府が収入を増やすために行った 政策です
- 1:40江戸時代から明治時代に変わる 際に
- 1:42日本ではありとあらゆるものが 新しくなりました
- 1:46この流れの中で税のシステムも 新しくなったのですね
- 1:50江戸時代の税のシステムは主に 村請制
- 1:53明治時代の税のシステムは主に 寄生地主制です
- 1:57村請制というのは何かというと 村単位で課税するシステムです
- 2:02この頃は領主と小作人の間に地主 という人がいました
- 2:08わかりやすく藩で例えるならば 領主というのは藩主
- 2:12小作人というのは藩の領地を耕 す農民です
- 2:16藩主としては 年貢を取りたいと考えています
- 2:19ので 農民たちに嫌われたら面倒です
- 2:23なので間に村のリーダーである 地主を挟みます
- 2:27小作人は地主に年貢を納め 地主は領主に年貢を納める
- 2:32というシステムにしたのです 要するに江戸時代は
- 2:35村単位で年貢を課しており 地主が村の代表者として年貢を
- 2:39集め 領主に年貢を納めていたのです
- 2:42このシステムを村請制と言います 村請制だと領主の興味は
- 2:47村が年貢をしっかり納めるかどうか でした
- 2:50つまり極端なことを言えば 村の全員が平等に年貢を納めよう
- 2:55が 一人が村の全員分を納めようが
- 2:58領主にとってはどうでもいいこと だったのです
- 3:01このままだと不平等が横行する そう考えた明治政府は
- 3:05平等に国民から税を取ろうとしました こうして行われたのが地租改正
- 3:10です まず明治政府は土地の値段とその
- 3:14土地の所有者を決めて その人にこれはあなたの土地です
- 3:18と証明するための地券というもの を発行しました
- 3:22こうして地券を持っている人に対して 土地の値段の3%を税として払う
- 3:27ようにと命令したのです 江戸時代との違いは
- 3:31村ではなく個人に納税の義務が発生 したということです
- 3:36こうして日本全国平等に 3%の地租を払う
- 3:40ということが決められました
- 3:42しかしこの地租改正には重大な 問題点がありました
- 3:47わかりやすいように具体例で説明 します
- 3:49江戸時代に藩主が あなたの村は100の米が取れるから
- 3:5440の米を納めてくださいと言った 場合を考えてみましょう
- 3:58この場合地主が60の米を集める と村にいいます
- 4:03こうやって集めた60の米の中から 40を納めて
- 4:07地主は手元に20残すということが 行われていました
- 4:11こうして村に残った40の米を村 の人々で分けて生活していたの
- 4:16です では明治時代に政府が地租を納
- 4:19めてください と言った場合はどうなるかという
- 4:22と 地租を納めるのは地券を持っている
- 4:24人なので 地券を与えられた地主たちが地
- 4:28租を納めなければなりません しかし地主が地租を納めるためには
- 4:32小作人から徴収しなければならない わけです
- 4:35ということで政府は小作人に対して 滞納されたら政府が困る
- 4:40滞納してはならないと命令しました つまり政府は地主の搾取を国家
- 4:45権力で保護したことになります こうなると地主は搾取構造を強化
- 4:50していき 政府40地主40小作人20という分配
- 4:56になりました 結局地租改正で得したのは地主
- 5:00で 損したのは小作人
- 5:02ということになります このように小作人に寄生するように
- 5:05して儲ける地主を 寄生地主といい
- 5:08このような制度を寄生地主制という のです
- 5:12重い負担に農民の不満は 爆発寸前となりました
- 5:16さて地租改正については理解できた でしょうか
- 5:19次は秩禄処分について話します その説明を理解するためには
- 5:23まず三族籍について理解しておか なければなりません
- 5:27明治政府は日本人を戸籍によって 3つのグループに分けました
- 5:32華族士族平民の3つです 華族というのは元々大名や公家
- 5:37だった人々 士族というのは元々武士だった
- 5:42人々 平民というのはそれ以外の人々
- 5:44のことです 問題は江戸時代に特権階級にいた
- 5:48人々で 政府は彼らに秩禄という年金のようなもの
- 5:53を支給していました この秩禄が国の支出の約30%を占
- 5:58めていたのです めちゃめちゃ大きな負担ですね
- 6:01この秩禄の支給をやめてしまえば 出ていくお金が少なくなり
- 6:05政府は貧乏な状況から脱却する ことができる状態でした
- 6:10こうしてこの制度は打ち切られました これが秩禄処分です
- 6:14最初の方は秩禄奉還の法という 法律を作り
- 6:18自分で生きていける稼いでいける 人は受け取りを辞退してくれ
- 6:22と呼びかけましたが もちろん辞退する人はほとんど
- 6:26いません ということで政府は強硬手段に
- 6:28出ます 退職金のようなものを与えて
- 6:31一挙に秩禄の支給を打ち切った のです
- 6:34これで支給は終わり 来年からは自分でなんとかして
- 6:38ね そう伝えたのでした
- 6:40とはいえそんなことをすると 政府は一気に退職金を支払わない
- 6:44といけません その合計額は約1億7400万円
- 6:49もちろんですがそんな大金は 当時の政府にはありませんでした
- 6:53ということで政府は 金禄公債証書という
- 6:57今で言うところの国債を発行し これを士族に支給することで
- 7:01無理やり秩禄を打ち切ったのです
- 7:04さらに政府は廃刀令を出し 武士の象徴であった刀を奪いました
- 7:09こうして名実ともに士族は解体 され
- 7:12特権を失った多くの士族たちは 農民になったり
- 7:15金禄公債証書を売ってお金を作り そのお金を使って商売を始めたり
- 7:20しました とはいえ今まで武士だった人たち
- 7:23です 商売が得意だとは限りません
- 7:26多くの武士が商売に失敗し どんどん没落していきました
- 7:30士族の商法といわれるものです こうして士族たちの中には
- 7:35政府に不満を抱くものが多くなって いき
- 7:37それらの不満が爆発して 反乱を起こしていくのです
- 7:42士族の反乱としては 熊本で太田黒伴雄という人物を
- 7:46リーダーとする神風連の乱が勃 発
- 7:49約190名の士族が蜂起しました わずか2日で鎮圧されたこの反乱
- 7:54でしたが これに呼応する形で今度は
- 7:56福岡で秋月党が決起 さらに萩では前原一誠をリーダー
- 8:01とした萩の乱が勃発 各地で不平士族の反乱が起きた
- 8:06のです こうして政府はその鎮圧に追われる
- 8:09ことになります
- 8:10農民も同様に 各地で一揆や暴動を起こしていき
- 8:13ます その中で最も大規模なものは
- 8:16伊勢暴動です 三重県南部から発生したこの一揆
- 8:19は 銀行や商人の家県庁
- 8:23裁判所や学校病院など 政府の建物を悉く焼き討ちにし
- 8:28さらには牢屋まで打ちこわして 囚人の一部が暴れ始める事態に
- 8:32発展します 最終的にこの一揆は
- 8:35愛知や岐阜にまで到達しており ものすごい規模の暴動となりました
- 8:40流石の政府もこれには衝撃を受け 各地で起きる士族の反乱と結び
- 8:44付いたら大変なことになる と思ったのでしょう
- 8:483%だった地租を2.5%に引き下げて 事態の沈静化を図ります
- 8:53竹槍でどんと突き出す2分5厘 農民の力が政府の妥協を引き出した
- 9:01のでした
- 9:03さていかがだったでしょうか このような新政府に反対する風
- 9:07潮の中 鹿児島にいた不平士族は
- 9:09周囲の反乱から刺激を受けていき ます
- 9:12反乱に加わらずに 鹿児島で静観を続けていた
- 9:15西郷隆盛でしたが ついに西郷の力でも
- 9:18鹿児島の不平士族を抑えられなく なっていきます
- 9:21ということで次の動画では 西南戦争についてお話ししていき
- 9:25ます それではまた次の動画で
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