【明治時代】211 大久保政権と民撰議院設立建白書【日本史】 — Transcript
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- 0:01はいどうもみなさんこんにちは 今回は
- 0:03大久保政権と民選議員設立建白書 についてお話ししていきます
- 0:08前回の動画では 政府が分裂する様子を見てきました
- 0:12土佐肥前を中心とする勢力が政府 を辞めたことにより
- 0:16薩摩長州を中心とする勢力が力 を持つ
- 0:19という経緯です こうして薩摩藩出身の大久保利通
- 0:23による 大久保政権が始まっていくのです
- 0:26一方政府を辞めた江藤新平や西郷隆盛 は武力によって
- 0:31板垣退助は言論によって政府に 反抗していきます
- 0:35これが西南戦争や自由民権運動 につながっていくのです
- 0:39ということでまずは 政府に残った大久保利通
- 0:42次に言論での反抗を行った板垣退助 最後に武力での反抗を行った江藤新平
- 0:49の動向を 確認していきましょう
- 0:511871年 岩倉使節団として海外を見て回
- 1:02った大久保利通は 国外の強い国に共通するものは
- 1:05産業力経済力だ と考えました
- 1:09しかしこの頃の日本は近代化が 始まったばかり
- 1:12産業力も経済力も十分に発達していません ということで大久保利通は
- 1:18政府自らの手で産業に力を入れる ことを考えました
- 1:22大久保利通は内務省という 新しい省庁を設立し
- 1:26自らそのリーダーに就任して 自身に権限を集中させたのです
- 1:32こうして内務卿大久保利通を中心 に
- 1:35大蔵卿大隈重信 工部卿伊藤博文がそれを支える
- 1:40大久保政権が始まります 権限を集中させた大久保利通は
- 1:45彼らと連携し その権限を使って
- 1:47日本の産業を発展させていくの です
- 1:50では反対に 政府を辞めた人々はどうしていた
- 1:53のでしょう 辞めた側の主要人物は
- 1:56江藤新平西郷隆盛板垣退助です 彼らは各々の考えのもと
- 2:02どうにかして権力を取り返そう と考え始めます
- 2:05しかし西郷隆盛が活動を始める のは少し時間が経ってからです
- 2:10なので今回の動画では 西郷隆盛は扱わず
- 2:14板垣退助と江藤新平の動向を見て いきます
- 2:17板垣退助は 元々政府の中心にいたこともあり
- 2:21西洋の本をたくさん読んでいました なので板垣は
- 2:25西洋の思想は進んでいる この思想を根拠に政府に改革を
- 2:29要求しよう と考えたのです
- 2:31そこで板垣は政府に不満を持つ 人たちを集めて
- 2:34日本初の政党を結成 これが愛国公党です
- 2:39今までの日本では 政治は偉い人たちが決めるもの
- 2:42国民が参加することはできませんでした しかし愛国公党の結成により
- 2:47政治は国民が参加するものになり 始めます
- 2:51愛国公党の結成はそういった点 で
- 2:53画期的な出来事だったでしょう そんな板垣退助たちは
- 2:57今の政府は薩長を中心とした一部 の人だけでなんでも決めている
- 3:02こんなのはおかしいと主張して 政府を批判し始めます
- 3:06こうして板垣たちは政府に意見書 を提出しました
- 3:10これが民撰議院設立建白書です
- 3:12民撰議院設立建白書で板垣たち が主張したことは
- 3:17簡単に言うと 国会を開けということです
- 3:20この頃の日本では 権限を集中させた大久保利通を
- 3:24中心に 政府の有力者が法律を作ってい
- 3:27ました そこで板垣退助は
- 3:30国民を政治に参加させろ 国民の代表者が会議を行って法律
- 3:35を作るべきだ と批判したのです
- 3:38つまりこの頃の日本は 今の日本は近代国家に移り変わる
- 3:42大切な時期だ そんな時期に無知な国民たちが
- 3:45政治に口出しをするようになったら 大変だ
- 3:48政治は政府の判断で行う と考える政府と
- 3:52薩長の奴らだけいい思いをする 今の政治はおかしい
- 3:57国会を開いて政治に参加させろ 政治は国民の判断で行うべきだ
- 4:02と考える反政府のグループにわか れた状況でした
- 4:06この時に力を発揮したのが新聞 です
- 4:09明治維新の中で発達した新聞は 大量に同じ文章を印刷することが
- 4:14できるようになっていました そうなると多くの人が
- 4:18今まで知らなかった情報に触れる ことができるようになります
- 4:21この新聞の発達が 板垣退助たちの活動を大きく後
- 4:25押ししたのです 板垣退助たちの政府への批判は
- 4:29新聞に掲載され たくさんの国民に影響を与えました
- 4:34この前まで政府の中心にいた人 たちが
- 4:36国会を開けと要求している 国会とは何だ議会とはなんだ
- 4:41開くべきなのか開かないべきなのか そのように多くの国民が政治について
- 4:47考え始めたのです 国民としては政府の独裁よりも
- 4:51自分たちが政治に参加できる方 がいいに決まっています
- 4:55多くの国民は板垣たちを支持する ようになり
- 4:58数多くの署名や投書が集まって いきました
- 5:01これが後の自由民権運動へとつなが っていくのです
- 5:05さて民撰議院設立建白書に名前を 連ねていた江藤新平ですが
- 5:09彼は国会開設に賛成していたという よりは
- 5:13政府に反発していただけでした そういうこともあり江藤新平は
- 5:17民撰議院設立建白書を提出した あとに
- 5:20ふるさとの佐賀に帰ってしまいます 以前お話しした通り
- 5:24この頃の士族たちは存在意義を 否定され
- 5:27政府に不満を持っており 度々問題を起こしていました
- 5:31そんなところに 江藤新平が帰ってくるのです
- 5:34最初は江藤新平も不平士族と距離 をおいていましたが
- 5:38最終的には繋がって 政府に反抗するようになりました
- 5:42こうして起きたのが佐賀の乱です
- 5:47佐賀で反乱が起きた このことを聞いた大久保利通の
- 5:50行動は 素早いものでした
- 5:52元々不平士族たちの暴発を警戒 していた大久保は
- 5:56自ら佐賀県へ出張し 鎮圧へと乗り出します
- 6:00対する江藤新平は 佐賀が決起すれば薩摩の西郷など
- 6:04各地の不平士族が続々と後に続く はず
- 6:07と考えて挙兵して 佐賀県庁を襲撃しました
- 6:11この反乱を政府軍は鎮圧しました が
- 6:14江藤新平は鹿児島に逃亡 西郷のもとを訪れて
- 6:18協力を要請しましたが 西郷はこれを拒否
- 6:22江藤はその足で高知県まで逃げ ましたが
- 6:24最終的にそこで捕まってしまいます こうして捕まった江藤新平は佐賀
- 6:29に送り返され 臨時裁判の結果処刑されるのです
- 6:34このように当時の日本では 度重なる重圧により
- 6:37政府に対して不満を持った人たち がたくさんいました
- 6:41政府としてはこの状況はよくありません なので政府は
- 6:45国内に向いている不満を 国外に向けようと
- 6:48また考えたのです こうして話に上がってきたのが
- 6:51台湾出兵です 台湾出兵については
- 6:54次の動画でお話しますので ここでは詳しくは扱いません
- 6:58今の段階では 政府が国内に向いている不満を
- 7:01国外に向けようとした という理解で大丈夫です
- 7:05これに反発したのが木戸孝允でした 我々は征韓論では内治優先を唱
- 7:11えていたじゃないか 土佐肥前を排除した途端に外征
- 7:15を行うのは筋が通っていない と考えたのです
- 7:18結局この対立が影響して 木戸孝允は政府を辞めます
- 7:23残った伊藤博文のような人々も 台湾出兵には消極的であり
- 7:28大久保利通は政府内部で孤立してしまった のです
- 7:32大久保利通としては困ります なんとかしなければ
- 7:35そう考えていたことでしょう 対して政府を去った木戸孝允は
- 7:39先に政府を去っていた 板垣退助に接触しました
- 7:43木戸孝允が目指していたのは憲法 の制定
- 7:47板垣退助が目指していたのは議会 の設置
- 7:50目指している方向性としては似て いたのです
- 7:53こうして木戸と板垣が手を組ん で
- 7:56憲法の制定と議会の設置を政府 つまり大久保に要求していくこと
- 8:01になります ここで大久保は
- 8:04木戸板垣の言うことを聞いてやろう その代わり彼らには政府に復帰
- 8:09してもらおう と考えました
- 8:11要するに大久保は 木戸板垣と妥協することによって
- 8:15反政府的な運動を弱めようとした のです
- 8:18こうして大久保木戸板垣が大阪 の料亭で会談
- 8:23大久保は将来的な憲法の制定議会 の設置に同意するとして
- 8:27二人に政府への復帰をお願いした のです
- 8:30これが大阪会議です
- 8:32さて政府の目指す方向性が定まった ので
- 8:35そのことを国民に知らせなければ なりません
- 8:38こうして出されたのが 漸次立憲政体樹立の詔書です
- 8:43次第に憲法を定め議会を通して 国民が政治に参加できるような
- 8:48政治体制を樹立しますよ と宣言したのです
- 8:52ということで政治の体制が再び 変わります
- 8:55左院と右院が廃止され 各省は独立
- 8:59憲法を作るために元老院という 立法機関を設置して
- 9:03司法機関の頂点 今でいうところの最高裁判所として
- 9:07大審院が設置されます こうして日本は
- 9:10憲法を制定し議会を設置する方向 を
- 9:14目指していくのです
- 9:19さていかがだったでしょうか 明治時代の政府は人も制度も
- 9:23目まぐるしく変わるから大変ですね ここまでいくつかの動画に分け
- 9:27て 国内の様子を見てきましたが
- 9:29混乱を避けるために 国外の様子は詳しく話していません
- 9:33なので一度時間を戻して 国外の様子についてお話しします
- 9:37ということで次の動画では 明治初期の外交についてお話し
- 9:40していきます それではまた次の動画で
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