【幕末】201 維新回天 高杉晋作の功山寺挙兵【日本史】 — Transcript
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- 0:00元治元年12月15日 降りしきる雪の中
- 0:05一人の男によって 日本の歴史が変わろうとしてい
- 0:08ました 高杉晋作です
- 0:10死を決した高杉晋作の挙兵により 長州藩は大きく方向転換
- 0:16幕末の政局は 大きく変わっていくのです
- 0:24はいどうもみなさんこんにちは 今回は
- 0:26高杉晋作についてお話ししていき ます
- 0:29高杉晋作というと一般的には 名前は聞いたことがある
- 0:33という程度の認識の人が多いかと 思います
- 0:36しかしこの高杉晋作は 幕末の政局を大きく変えた人物
- 0:40で 彼なしでは今の日本はなかった
- 0:43と言っても過言ではありません 今回の動画では
- 0:46そんな高杉晋作について お話ししていきます
- 0:53以前の動画で 京都の政局を握った長州藩は
- 0:56幕府に対して攘夷決行を迫り その命令を引き出すことに成功
- 1:01した というお話をしました
- 1:02その後長州藩は実際に攘夷を決 行し
- 1:06下関を通る外国船を砲撃しています しかし外国も黙ってはいませんでした
- 1:12報復攻撃を行なっており 長州藩は欧米の軍事力の手強さ
- 1:16を思い知ったのです そのお話をした際に
- 1:19高杉晋作と奇兵隊については また別の動画でお話しします
- 1:23と言っていたと思います 今回の動画はそこからお話を始
- 1:26めていきましょう
- 1:28さて外国の力を思い知った長州 藩は
- 1:31このままではまずい 守りを固めなければ
- 1:34と考えるようになりました こうして長州藩の殿様である毛利
- 1:39慶親は 高杉晋作を山口に呼び出して
- 1:42守りを固めよと命じます これを受けて晋作は
- 1:46藩の正規軍を補佐する軍を作って はどうでしょうか
- 1:50と提案しました この提案が許されて
- 1:53高杉晋作は補佐的な軍を結成させ ます
- 1:56これが奇兵隊です
- 1:58奇兵隊というのは 武士でも農民でも町人でも
- 2:02志のある者を集めた部隊です 奇兵隊が結成されたのは
- 2:06下関の豪商 白石正一郎の家だったので
- 2:10最初はそこを本拠地としていました が
- 2:12後に赤間神宮を本拠地とするように なります
- 2:16創始者である高杉晋作は 自ら奇兵隊の総督となり
- 2:20これ以降長州では 奇兵隊のような軍隊が
- 2:23次々と結成されていきます そのような軍隊のことをまとめて
- 2:27諸隊と呼ぶのです
- 2:30このように長州藩は 武士だけでなく
- 2:32民衆を総動員した防御策をとって いくようになりました
- 2:36これは当時としては画期的な出来事 です
- 2:39基本的に当時の考えとしては 民衆に武器を持たせたら反乱を起こす
- 2:44かもしれない 身分をしっかりと分けて武士だけ
- 2:47が刀を持てるようにしよう そうすれば反乱は起こらないだろう
- 2:51という考えでした そんな考えの中
- 2:53民衆に武器を持つことを許可した のですから
- 2:56常識破りの出来事だったと言え ます
- 2:59とはいえ世界的に見ると 民衆を集めて兵役につかせるという
- 3:03ことは 一般的になっていました
- 3:06そう考えると長州藩は 日本国内で最も早く西洋式の軍
- 3:10制度を整えようとした ということが言えるでしょう
- 3:14しかし長州藩の内部には そのような状況をよく思ってい
- 3:18なかった人もいました 上層部の人たちです
- 3:21上層部でいい思いをしている人 たちからすると
- 3:24現状に満足しています そんな現状を変える必要なんて
- 3:28全くなく 変化を嫌っていたのです
- 3:31戦いは武士の仕事だ 民衆が戦い始めたら身分秩序が
- 3:35崩れる そう考えていたわけですね
- 3:38このような対立が前回の動画でお 話しした
- 3:40正義派と俗論派の対立に繋がって きます
- 3:43このように長州藩は 改革を目指す正義派と
- 3:46保守を目指す俗論派で 大きく2つにわかれていたのです
- 3:51ちょうどいい機会なので 幕末の長州藩の動向をここで振り返
- 3:55っておきましょう 最初は保守派の力が強かったの
- 3:58ですが 尊王攘夷派の台頭により
- 4:01改革派が勢力を強め 京都の政治を主導していきました
- 4:05そんな状況で起きたのが 八月十八日の政変です
- 4:08この事件で改革派は勢力を弱め 京都で立て直しを図っているときに
- 4:13池田屋事件が起きます そして禁門の変で朝敵と認定され
- 4:17改革派は勢いを失ってしまった のです
- 4:20このような一連の流れを受けて 保守派
- 4:23つまり俗論派は あいつらのせいで朝敵に認定された
- 4:27として圧迫を強めていきました 最終的には
- 4:31下関戦争と第一次長州征討が起 こり
- 4:34長州が壊滅の危機に追い込まれる と
- 4:37正義派の筆頭だった三家老は斬首 され
- 4:39周布政之助は自害に追い込まれて しまいます
- 4:43こうして長州藩では俗論派が主導 権を握ったのです
- 4:47ここまでが前回までの内容でした
- 4:50このような情勢の中 高杉晋作は命の危険を感じ
- 4:53博多に身を隠していました つまり長州藩の主導権は
- 4:58完全に俗論派が握っている状況 で
- 5:00誰もが尊王攘夷なんか無理だ 改革なんか無理だ
- 5:04と諦めている状況だったのです 長州も幕府に抑え込まれた
- 5:10日本中の誰もがそう思ったこと でしょう
- 5:12しかし 誰もが諦めたこの状況で
- 5:15一人だけ諦めていない人物がい ました
- 5:18それが高杉晋作です 国外では連合艦隊にボコボコに
- 5:22され 国内では朝敵扱いをされ
- 5:25藩内部でも全員が諦めている状況 です
- 5:28理屈や論理で考えると この状況から長州藩をひっくり
- 5:32返すのは不可能でしょう しかし高杉晋作は
- 5:35理屈や論理を排除して たった一人で行動を起こし
- 5:39長州藩をひっくり返してしまう のです
- 5:42死を決した高杉晋作は下関に到着 今こそ俗論派を打倒する時だと
- 5:48主張して 諸隊に対して協力を要請
- 5:50しかし先ほども言った通り かつて仲間だった人たちも全員
- 5:54が諦めているような状況です 高杉晋作に手を貸す人はいません
- 6:00晋作が創設した奇兵隊ですら 晋作への協力を断りました
- 6:04高杉晋作は完全に孤立 そう思われたこのタイミングで
- 6:08唯一晋作に共感したのが 伊藤俊輔
- 6:11後の伊藤博文でした こうして高杉と伊藤は
- 6:15軍勢を集めていきました しかし集まったのはたったの80
- 6:20名ほど そんな少人数の軍勢では
- 6:23死ににいくのと同じです しかし高杉晋作は一世一代の賭け
- 6:27に出ます どんなに少ない軍勢だろうと挙
- 6:30兵して 戦いのきっかけを作ろう
- 6:32そう考えたのです この時長州の功山寺というお寺
- 6:36には 七卿落ちで落ち延びてきた
- 6:38三条実美が潜伏していました そんな三条実美に対して晋作は
- 6:43今から俗論派打倒のために挙兵 します
- 6:46と告げて 出陣の盃をくださいと要求
- 6:50三条実美は酒を与え 高杉晋作は盃を飲み干しました
- 6:55これから長州男児の腕前をお目 にかけます
- 6:58そう言い放ち高杉晋作は立ち上がり ます
- 7:01これが有名な高杉晋作の功山寺 挙兵です
- 7:06こうして高杉晋作は 俗論派打倒を掲げて功山寺を出発
- 7:11まず目標にしたのは下関の会所 です
- 7:14下関には俗論派に染まった長州 藩の役所があり
- 7:18そこを襲撃しようという作戦でした 高杉晋作は会所を襲撃
- 7:22しかし会所はすぐに降伏したの で
- 7:25簡単に占拠に成功しました これをきっかけに少しずつ風向き
- 7:29が変わっていきます もしかして正義派が勝てるのか
- 7:33そう考えた人々が 晋作のもとに集まり始めたのです
- 7:37さらに高杉晋作は 海を渡って三田尻へと移動して
- 7:41俗論派の海軍局を襲撃 軍艦3隻を奪い下関を制圧してしまい
- 7:46ました しかし俗論派も黙ってはいられません
- 7:49鎮圧軍を派遣して 反乱を鎮めようとし始めます
- 7:53こうして長州藩は正義派と俗論 派による
- 7:54内戦へと向かっていったのです ここで動いたのが
- 7:55奇兵隊でした 高杉晋作の快進撃に呼応した奇
- 7:58兵隊及び諸隊の幹部たちは ついに高杉晋作に同調して
- 8:03俗論派への対抗を始めます この時の奇兵隊の幹部は山形狂
- 8:08輔 後の山縣有朋です
- 8:11彼の率いる軍勢が 俗論派の陣営を襲撃し
- 8:14それを聞いた高杉晋作は 諸隊との合流のために移動
- 8:17勢いに乗って山口を掌握し 萩の俗論派を追い詰めていきます
- 8:23この頃にはもはや 正義派の勢いが俗論派を上回って
- 8:26いました 俗論派に担がれていた長州藩主
- 8:29の毛利敬親親子は 俗論派が負けそうだ
- 8:33と考えて 俗論派の幹部を追放
- 8:36長州藩の内戦は これによって収拾へと向かって
- 8:39いくのです
- 8:40最初は超少数で行われた 高杉晋作の功山寺挙兵は
- 8:45このようにして徐々に規模を拡大 していき
- 8:47圧倒的な勝利を獲得しました これによって長州藩の方針も大きく
- 8:53変わります 俗論派が主張していた絶対恭順
- 8:56から 正義派が主張していた武備恭順
- 8:59に 再びひっくり返ったのです
- 9:01こうして長州藩は 表向きは幕府に従っているように
- 9:05見せかけて 裏では軍事力の強化を行なって
- 9:08いくようになるのです
- 9:10さてこうなると幕府も黙ってはい られません
- 9:13長州の動きを察知した幕府は 再び長州征討を行うと宣言
- 9:17今度はなんと将軍家茂直々の出陣 です
- 9:21対する長州藩主毛利敬親も 領内に徹底抗戦を命じます
- 9:26これまで尊王攘夷を掲げてきた 長州藩でしたが
- 9:30もはや尊王攘夷ではありません 幕府と積極的に戦争をして
- 9:35長州藩の政治的立場を回復しよう とする
- 9:38討幕の立場を取るようになった のです
- 9:40こうして長州藩と幕府は 再び戦いとなっていくのでした
- 9:49さていかがだったでしょうか この頃になると姿を隠していた
- 9:52桂小五郎も長州藩へと帰ってきて 桂小五郎高杉晋作伊藤俊輔とい
- 9:58った お馴染みの人々によって
- 10:00長州藩は主導されていくことになります 彼らの方針は
- 10:04日本が栄えるためには開国しなければ ならない
- 10:07そのためにはまず日本を統一する つまり幕府を倒さなければならない
- 10:12というものだったのです ということで次の動画では
- 10:15薩長同盟についてお話ししていき ます
- 10:18それではまた次の動画で
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