【幕末】200 第一次長州征討と下関戦争【日本史】 — Transcript
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- 0:00禁門の変 御所周辺で起きたこの戦いは
- 0:04京都に攻めてきた長州藩によって 引き起こされました
- 0:08しかし攻め込んできた長州藩は 敗北
- 0:10御所に向かって攻撃したため 朝敵の汚名を着せられてしまいます
- 0:15こうして長州藩は征討の対象となり 窮地に立たされることになって
- 0:20いくのです
- 0:28はいどうもみなさんこんにちは 今回は
- 0:29第一次長州征討と下関戦争について お話ししていきます
- 0:34この頃の長州藩は朝敵と認定され 朝廷や幕府の命令によって
- 0:39攻撃の対象となっていきます これが第一次長州征討です
- 0:43しかしこれだけではありません 長州藩はこれまでに
- 0:47攘夷を主張して外国を攻撃して いましたので
- 0:51その仕返しとして外国もやってくる のです
- 0:54これが下関戦争です 国内と国外の両方から攻められる
- 0:58ことになった長州藩 いったいどうなってしまうのでしょうか
- 1:02これまでの振り返りから始めて いきましょう
- 1:08江戸時代末期 全国的に盛り上がりを見せる尊
- 1:11王攘夷運動は 長州藩が先頭を走っていました
- 1:16長州藩は関門海峡を通った 外国の船を砲撃
- 1:20攘夷決行に踏み切ります しかしそのような過激な行動を
- 1:24取っていた長州藩は 皮肉にも天皇から遠ざけられます
- 1:28天皇のため と主張して攘夷を行っていたの
- 1:32ですが 天皇によって京都から追い出されて
- 1:34しまったのです
- 1:37さてこのようにして長州藩は 京都から追い出されましたが
- 1:40その前の行動が問題でした 長州藩は天皇の住まいである
- 1:45御所に向けて発砲していたのです これが前回の動画でお話しした
- 1:49禁門の変でした この禁門の変で長州藩は朝敵の
- 1:54烙印を押され 孝明天皇は一橋慶喜に
- 1:58長州藩を征伐しろ という命令を出します
- 2:01こうして長州藩は幕府によって 征伐の対象とされるのです
- 2:06今幕府という言葉が出てきました が
- 2:09この頃の幕府は強固に団結している わけではありません
- 2:12実は大きく分けて2つに分かれて います
- 2:162つというのは 江戸にいる幕府と
- 2:18京都にいる一会桑政権のことです 一会桑というのは
- 2:23一橋会津桑名の頭文字でしたね 彼らは京都にいるため中央の情勢
- 2:29をしっかりとわかっていて もはや朝廷の力は無視できない
- 2:33と感じています なので一会桑政権は朝廷や大名
- 2:38勢力とのバランスを取ろう と考えるようになっていました
- 2:42対する江戸の幕府はというと 中央の情勢をしっかりとはわかって
- 2:46いません 政治は幕府が行うものだ
- 2:49という考えがまだ色濃く残って いました
- 2:52なので江戸の幕府からすると 一会桑政権は朝廷と繋がって勝手
- 2:57な行動をしている と見えてしまい
- 2:59江戸の意向を無視されているように 感じてしまいます
- 3:02こうして幕府は 江戸と京都ですれ違いが起こる
- 3:05ようになっていき 足並みが揃わなくなっていきました
- 3:09この江戸と京都の認識のずれが 後々幕府にとっての大きな障壁
- 3:13となっていきます
- 3:16さて話を戻しましょう 長州藩が朝敵にされたところでした
- 3:19ね 朝敵にされたら何が困るかと言う
- 3:22と 政治的な活動ができなくなること
- 3:25です 孝明天皇は毛利慶親と毛利定広
- 3:29の位階と官位を停止 要するに大名が持っている権威
- 3:33を剥奪しましたし 将軍家茂は毛利家父子の偏諱を
- 3:37剥奪 要するに将軍が以前与えた名前を
- 3:41剥奪しました これによって毛利家は
- 3:44大名としての資格を停止された ことになり
- 3:47幕府が開いている港を使えない など
- 3:49様々な面で不都合が起きていく のです
- 3:52こうしてこれ以降長州藩は 毛利家の復権を第一の目標として
- 3:56活動していくようになっていき ます
- 3:59さてこうして長州征討の準備が 進められていく中
- 4:02参謀を命じられて軍の実権を握 ったのが
- 4:06薩摩藩の西郷隆盛でした 西郷隆盛は戦いの前
- 4:11長州藩を徹底的に叩いてやる と考えており
- 4:14攻め滅ぼすつもりまんまんだった のですが
- 4:16その時たまたま大坂に来ていた ある人物と会ったことで
- 4:20その考えを大きく変えています その人物というのが勝海舟です
- 4:26勝海舟 という人物は幕府で働いている
- 4:29役人 つまり幕臣です
- 4:31彼はこの頃 神戸で幕府の海軍操練所を経営
- 4:35していました 幕臣というと
- 4:38なんだか凝り固まったイメージ に思えるかもしれませんが
- 4:41勝海舟は異質な存在です 勝海舟の世間に対する見透しの
- 4:45よさは抜群で 今は外国が近づいてきている
- 4:49国内で争っている場合ではない もはや幕府には政権を担う力がない
- 4:54のだから 大名が連合して外国に対処した
- 4:57方が良い と考えていました
- 5:00この考えを聞いた西郷隆盛は驚き ます
- 5:03幕臣である勝海舟が幕府にいながら 雄藩寄りの考えを持っていたから
- 5:08です 幕府の人間だから最初は叩くつ
- 5:11もりで来た しかし勝海舟はものすごい人物
- 5:14だ 頭が上がらない
- 5:16彼が言う通り長州藩を叩き潰しても 幕府が喜ぶだけだ
- 5:21寛大な条件で長州を許した方がいい のではないか
- 5:25と考えるようになったのです こうして西郷隆盛は初対面にも
- 5:29かかわらず すっかり勝海舟の人柄に惚れ込んで
- 5:32しまい 戦わずして勝つという方針を目指して
- 5:36いくのです
- 5:37一方長州藩は大変なことになって いました
- 5:40欧米列強の四カ国が連合を組ん で
- 5:43下関に現れたからです 彼らの目的は長州藩への報復
- 5:48いつまでも貿易を妨害してくる 長州藩に武力の差を思い知らせる
- 5:53と決意して アメリカイギリスフランスオランダ
- 5:56の四カ国が連合を組み 長州に攻めてきたのでした
- 6:00その兵力は 軍艦17隻
- 6:03大砲288門 兵員5000名という圧倒的な兵力で
- 6:08まさに無敵の大連合艦隊でした 彼らが集結したのは
- 6:12下関の東にある姫島 戦いの前に長州藩は会議を開いて
- 6:18戦いを避けて講和をしようと考え ました
- 6:21しかし今更何を言ったって遅い です
- 6:24外国艦隊が応じるわけがありません こうして始まったのが
- 6:28下関戦争です
- 6:31もはや説明する必要はないでしょう 当たり前ですが長州藩はボコボコ
- 6:36にされます 死傷者数ではほぼ互角でしたが
- 6:39火力の面では外国艦隊が圧倒的な 強さを見せました
- 6:43連合艦隊の大砲は最新式 4km離れた地点から長州藩の砲台
- 6:48に正確に命中する性能です 対する長州藩の大砲は
- 6:53ほとんどが旧式の青銅製カノン 砲
- 6:56運良く連合軍に大砲を当てることが できても
- 6:59連合軍の軍艦は鉄で丈夫に造られている ので効きません
- 7:03勝ち目はありませんでした 三日間つづいたこの戦いですが
- 7:07長州側は砲台全てを破壊占領されて おり
- 7:10長州藩の完敗に終わります 窮地に立たされた長州藩は
- 7:15四カ国の連合軍に降参し 講和交渉を始めていくのです
- 7:20こうして始まった講和交渉ですが 長州藩の代表は高杉晋作でした
- 7:26高杉晋作は羽織の下に白装束を 着て
- 7:29イギリスの軍艦の甲板に登場 家老であると嘘をつき
- 7:33交渉の席につきました この時の高杉晋作は
- 7:37悪魔のように傲然だったと記録 されており
- 7:40負けたくせに超尊大という イギリス人も混乱するような態度
- 7:44だったようです しかし高杉晋作はだんだんと態度
- 7:47がやわらいでいき 欧米側の全ての要求を何の反対
- 7:51もなく承認 その中には莫大な賠償金300万ドル
- 7:56を払え という要求も入っていたのですが
- 7:58高杉晋作は攘夷は幕府の命令である 賠償金は幕府に請求するといい
- 8:04と言って 幕府に責任をなすりつけてしま
- 8:07います
- 8:08さてこうして欧米列強から ボコボコにされた長州藩ですが
- 8:12ここで終わったわけではありません 西郷隆盛が指揮する中国四国九州
- 8:1723藩の大軍が待ち構えています しかし西郷は先ほども言った通り
- 8:22戦わずして勝つという方針を目指 しています
- 8:25なので西郷は 長州藩を内部から崩壊させるため
- 8:29工作を行っていくのです
- 8:31当時の長州藩は2つに分裂してい ました
- 8:35俗論派と正義派です 大雑把に言うと俗論派は
- 8:38絶対恭順を掲げている人々 つまり幕府に対して恭順の意を
- 8:43表して 全てを犠牲にしてでも毛利家の
- 8:46保全を図ろう という考え方です
- 8:49対する正義派は武備恭順を掲げ ている人々
- 8:52つまりそんなことをしたら幕府 の思い通りだ
- 8:56外に対しては恭順を装いながら 内部では軍備を充実し幕府の進
- 9:01撃に備えよう という考え方です
- 9:03この時優勢なのはもちろんですが 俗論派
- 9:07外国にボコボコにされた直後に 幕府の軍勢と戦えるわけがない
- 9:11という考えでした 西郷はこの俗論派に接触していき
- 9:15ます
- 9:16西郷は長州藩の分家である岩国 藩主に面会
- 9:20総攻撃が近いと伝えると共に 三家老の首を差し出して恭順の意
- 9:26を示せばよい と勧めました
- 9:29三家老というのは禁門の変で京都 に攻め込んできた長州藩のリーダー
- 9:34ですね 前回の動画でお話しした
- 9:36益田右衛門介 福原越後
- 9:39国司信濃 の3名です
- 9:41結局この工作がうまくいき 三家老は斬首
- 9:45正義派の指導者だった周布政之助 も自害して
- 9:49長州藩内部の尊王攘夷派は多く が処刑されました
- 9:53わずかに生き残っていたのは 高杉晋作と伊藤俊輔だけと言って
- 9:57もいいような状況でした こうして長州藩は俗論派が台頭
- 10:01して幕府に降伏 休戦が決定しました
- 10:05西郷隆盛は戦わずして 長州藩に勝つことに成功したの
- 10:12です
- 10:13さていかがだったでしょうか 尊王攘夷派の中心だった長州藩
- 10:17は この事件をきっかけとして
- 10:19長らく掲げていた攘夷の方針を変更 幕府に従順になっていきます
- 10:25しかし この状況をひっくり返し
- 10:27再び長州藩を尊王攘夷に染め上げる 男がいました
- 10:32高杉晋作です 27歳という短い人生で
- 10:35一瞬の光を放った高杉晋作は 再び長州藩をひっくり返します
- 10:40ということで次の動画では 高杉晋作についてお話ししていき
- 10:43ます それではまた次の動画で
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